アイコン 原油価格の今後 33ドルから下落か更なる上昇か

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原油価格は、大産油国である米国のNYダウを上下させているが、サウジがロシアに協調減産を呼びかけ会合を持つと報道された27日を底に反転している。
1月20日には26ドル台まで下落したWTI先物価格は、現在(29日)33ドル台まで上昇してきた。しかし、さらに上昇するにはインパクト材料が不足しているともいえる。
ただ、サウジの思惑では、米国のシェールオイルの原価は最低でも40ドルとされ、それまではすんなり上昇させる可能性がある。(米国から経済制裁を受けているロシアもサウジに同調するものと見られる)

ところが、原油価格は、イランの原油輸出解禁でイランがどの程度の量を輸出してくるかが鍵を握っているともいえる。
 OPEC(イランはOPEC加盟国第2位の生産量)の1月の石油生産量は、日量3260万バレルと、前月の3231万バレルから増加し、過去最高を更新した。
イランが増産に動いているためであるが、今後この増産分が輸出へ回され、原油価格を押し下げることになる。

 イランの生産能力は日量400万バレル、これまで制裁で250万~280万バレルの生産量となっていた。1月17日原油輸出の経済制裁解除を受け、当面の増産分は50万バレル/日量、半年後から100万バレルに量を引き上げ、制裁前の水準に戻すとされている。
イランの2011年の生産量は350万バレル/日量、うち輸出量は200万~250万バレルとされていた。なお、イランも原油価格を見ながら、輸出量を判断するとしている。

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[ 2016年2月 1日 ]

 

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