アイコン 7.6億円の金塊強盗事件 愛知・千葉・東京の6人逮捕

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福岡市のJR博多駅近くで警察官を装った複数の男に大量の金塊が盗まれた事件で、福岡、愛知両県警は22日、窃盗容疑などで会社役員の野口和樹容疑者(42、名古屋市千種区)ら27〜70歳の男6人を逮捕した。
両県警は、ほかにも事件に関与したとみられる人物の逮捕状を請求。一部は行方が分からなくなっており、両県警は指名手配した。
逮捕者は10人以上に上る見通し。金塊は7億6千万円相当だったことも判明している。

 捜査関係者によると、実行犯は名古屋市を拠点とした犯罪グループで、野口容疑者が主犯格とみられるという。
両県警は22日午後、愛知県や千葉県、東京都で6人を逮捕し、新幹線や飛行機で福岡へ移送。うち2人は、金塊の一部の換金に関与したとして盗品等処分あっせん容疑で逮捕された。

野口容疑者ら実行犯4人の逮捕容疑は、ほか数人と共謀し昨年7月8日午前9時半前、福岡市博多区博多駅中央街の筑紫口付近のビル1階エントランスで、売却するため金塊を運んでいた被害男性(38)らに「警察、警察」などと声を掛け、金塊約160キロと現金130万円が入ったアタッシェケースを渡すよう要求。男性が目を離した隙にケースごと盗んだ疑いがもたれている。

換金役2人の逮捕容疑は、ほか1人と共謀し同7月11日と15日、野口容疑者から売却の依頼を受けた金塊が盗品と知りながら、東京都台東区の貴金属店に金塊90キロを持ち込み、現金約4億3100万円で売却した疑い。残りの金塊約70キロは所在が分かっていない。
県警は6人の認否を明らかにしていない。

犯行後、実行犯はレンタカーで逃走。県警は山口県内で制服を発見し、服に残されたDNA型を鑑定するなどして身元を特定した。

被害男性らは、金塊について「(被害に遭う)前日に転売目的で購入した」と説明。
両県警は、犯行グループが事前に売却のタイミングを把握していたとみており、暴力団などが介在した疑いがあるとみて調べている。
以上、

各地の監視カメラの映像を取り込み、画像認識装置にかければ、車両や人物などの割り出しが可能となる。今回は金塊の売却先質店や広島のレンタカーを使用したところに顔が割れた原因がある。
3.8億円の金塊購入資金強盗事件では、ナンバープレートを盗み付けていたこと、監視カメラに撮影されながら、かなりの日数行方不明になっていたこと、車両が見つかったが車体番号を削って、過去の所有経歴を判明させることを困難にさせていることなど、7.8億円金塊強盗事件とは犯罪の質が異なり、プロが介在しているものと見られる。

<福岡市の空・海セキュリティの脆弱性>
福岡市は金塊の売買が盛んだといい、都市銀行の各支店が所在し大金をおろし易いこと、国内向けでは陸海空の利便性に長けていること、空港や港湾のセキュリティが脆弱でアジア各地へアクセスする空路、海路の利便性があるとされており、不法持ち出しが盛んに行われているという。
その証拠に、3.8億円強盗事件と同日に福岡空港で7億円を違法に持ち出そうとした韓国人が逮捕されている(逮捕されたが判決での罰金は500万円以下になる)。韓国の自動車ブローカーが運ばせたとしているが、これまで何回も運ばせたという。ちなみに現金は、香港でのフェラーリの2台分の購入代金を東京の顧客から預かった代金だという。フェラーリでは、「ラ・フェラーリ アペルタ」「セルジオ」など極少数限定車が約4億円で新車販売されていた。

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[ 2017年5月23日 ]

 

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