アイコン 各種ピエゾ素子の事業拡大へ 東北大学発ベンチャーPiezo Studio(ピエゾスタジオ)

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各種ピエゾ素子の事業展開により、本格的IoT時代に必須の電子デバイスをはじめ、医療バイオセンサ、次世代通信用素子など順次製品化予定している。

【概要】
 東北大学金属材料研究所(金研)・未来科学技術共同研究センター(NICHe)教授の吉川彰らが設立した(株)Piezo Studioは、東北大学ベンチャーパートナーズからの出資を機に、本格的IoT時代に必須の高速起動ランガサイト振動子をはじめとする電子デバイスを順次製品化し、今後の事業拡大をはかる。
 Piezo Studioは、金研・NICHe、電気通信研究所、工学研究科(電気)が培ってきた研究基盤を民間企業の製造技術と融合し、革新的な製品を創製することで人類の幸福に貢献するべく平成26年に設立された。

本格的IoT時代には、多数の端末がネットワークを形成するが、各々の待機状態からの起動時間を含めた占有時間が長いとデータ衝突が多発し、送受信に支障を来す。
そこで、Piezo Studioは、この問題を解決する高速起動・小型・低周波のタイミングデバイス、ランガサイト振動子を開発した。
これにより、従来の水晶振動子に比して十分な温度特性を保ちつつ、1/10の起動時間と低周波化かつ小型化に成功し、バッテリー駆動のIoTデバイスを中心に高速化・低消費電力化・小型化が可能となる。

振動子に代表されるタイミングデバイス市場は、今後15年で約3000億円の市場規模拡大が見込まれており、本製品は従来の振動子では満たしきれない市場ニーズに対応できることが最大の強み。

東北地域企業との連携により、かつて日本の独壇場だったタイミングデバイス市場の奪還・席捲を狙う。

また、今後展開予定の事業として、医療用薬剤送達デバイス、バイオセンサ、次世代通信に関わるピエゾ素子も順次製品化予定。
東北大とのオープンイノベーションを技術基盤としつつ、地元企業におけるOEM生産体制を整え、世界と地域を繋ぐコネクターハブ企業として地域と共栄するビジネスモデルを採用しながら事業展開を進める。
以上、
沈滞日本の技術に勇気をもたらすピエゾ素子。
 

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[ 2017年4月22日 ]

 

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