アイコン 加計学園をめぐる閉会中審査 マスコミはどう報じたか

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7月10日に開かれた、前川元事務次官の参考人招致で注目されていた参議院の文教科学委員会・内閣委員会連合審査会。

もちろんテーマは『国家戦略特区における学部新設に関する件』で、民進党とマスコミが玩具にしている加計学園の件をめぐって開かれた閉会中審査。

今日は13日だが、マスコミは「真実を語った正義の前川元事務次官」をどう扱っていいかわからないのか、騒がせたわりに報道の中心はもっぱら、松居氏と船越氏の離婚騒動となっている。

今回の審査会で一番注目したのは、青山議員の質疑。

その質疑では、前川元事務次官と前・愛媛県知事である加戸守行氏が参考人として出ているが、

この前川氏と加戸氏はともに元文科省の役人で、先輩後輩の間柄となる。

その質疑の中でさらに注目したいのが加戸氏の次の発言だ。

加戸守行


(前川氏の)行政がゆがめられたという発言は、私に言わせますと、少なくとも、獣医学部の問題で、強烈な岩盤規制のために、10年間、我慢させられてきた、岩盤にドリルで、国家戦略特区が穴を開けていただいたと、いうことで、ゆがめられた行政が正されたというのが、正しい発言ではないのかなと
ぼやきくっくり | 加計・閉会中審査で青山繁晴さんが質問!加戸前知事の魂の叫びを聞け!(全文書き起こし)

 

これは、いつものマスコミならば「悪の官僚が利権保守のための規制だ」とほざくのだが

今回の加計学園問題は、傍から見ると規制を壊そうとする側が悪者になっているように見える。

さらにあまり問題にされていないが、日本獣医師会と某民進党議員はかなり深い関係にあるにもかかわらず、そこにはほとんど触れずじまい。

今回の問題は「安倍嫌いVS安倍好き」といっても差し支えないほど、物事の善悪がおかしなことになっているようだ。

 

話を質疑に戻すと、みたところ元愛媛県知事である加戸氏の評価がいまいち見えてこないのだが、質疑をみるに、本当に獣医師を増やすことに真摯に向き合っていたようだ。

 

当時、愛媛県知事として、たくさんの仕事を預かりながら、県民の生命、身体、財産、畜産業の振興、食品衛生、その他で、一番苦労しましたのが、鳥インフルエンザ、あるいは口蹄疫の、四国への上陸の阻止、あるいは、BSEの問題の、日本への波及の阻止、言うなれば四国という、小さな、島ではありますけれども、こういった感染症対策として、一番防御が可能な、地域という意識もございましたし、そしてアメリカが、この問題で狂牛病の体験を受けて、先端切って国策として、これからはライフサイエンスと感染症対策をベースとした、獣医学の教育の充実ということで、大幅な獣医学部の入学者の増加、そして3つの獣医科大学の新設という形で、懸命に取り組んでいる姿を、横で見ながら、なんと日本は関心を持っていただけない国なんだと。私は少なくとも10年前に、愛媛県民の、そして今治地域の、夢と希望と関心を託して、チャレンジいたしました。厚い岩盤規制で、はね返されはね返され、やっと国際(国家?)戦略特区という枠の中で、実現を見るようになった。いま本当にそれを喜んでもおります。
ぼやきくっくり | 加計・閉会中審査で青山繁晴さんが質問!加戸前知事の魂の叫びを聞け!(全文書き起こし)

 

逆に前川氏は明らかに既存の規制の守護者であり、天下り先を守ろうとしていたように見える。

前川氏

青山繁晴委員
「はい。いま前川参考人がおっしゃったのを、謙虚にお伺いしましたけれども、要は、既存の体制、の強化でありたい。で、それがもしできるならいいんですけれども、それだったら、いまの水増しのような事態が、この獣医師養成機関はみんな志を持ってやってるわけですから、起きるはずがないと思います。

ぼやきくっくり | 加計・閉会中審査で青山繁晴さんが質問!加戸前知事の魂の叫びを聞け!(全文書き起こし)

 

しかし、悪意で物事を見ている側からすれば、どんな真摯な発言も捻じ曲げられるものであるから、今回の青山議員の「加計学園問題のまとめ」ともいうべき質疑もすでに、悪意で捻じ曲げられているのがまことに残念である。

まさかあのNHKでさえ言葉を切り貼りするとは思ってもいなかった。

 

 

ただ、この第一次安倍内閣時そっくりの異常な安倍下ろしは、順調すぎた内閣そのものの気の緩みを狙われたということもあるだろう。

外野のうるさい声もあろうが、安倍首相には今一度、国民の財産生命を乗せた日本丸をどこへ向かわせようとしているのか思い出してほしい。

 

最後に加戸氏が感謝していると言っていた、切り貼りされていない国家戦略会議、諮問会議の民間有識者の委員の方々が記者会見の動画を掲載、自分の目と耳でじっくり見て聞いていただきたい。

[ 2017年7月13日 ]
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