北の達人Coが「はぐくみプラス」(福岡市)に対し1億円の支払請求訴訟起こす
札幌本社の通販業者でオリゴ糖製品を主力とする北の達人コーポレーション(東証一部)は、(株)はぐくみプラスを被告として、はぐくみプラス社による品質誤認表示・信用毀損行為の差止め、品質誤認表示の抹消、虚偽の事実を記載した文書の回収、及び13億7,944万円の損害賠償のうち一部である1億円の支払い等を求め、7日、東京地裁に訴訟を提起した。
北の達人コーポレーションは、はぐくみプラス社が販売している「はぐくみオリゴ」のオリゴ糖純度を100%と表示する行為が品質誤認表示に該当し、また、北の達人者が販売している「カイテキオリゴ」について、はぐくみプラス社が「カイテキオリゴはオリゴ糖100%じゃない、はぐくみオリゴはその点良品で100%」等の虚偽の事実を述べる行為が、信用毀損行為に該当する等と主張し、不正競争防止法に基づき、それらの行為の差止め及び損害賠償等を求めたもの。
以上、
こうした通販商品は、通販向けの製造会社があり、そこから仕入れて販売するのが普通。製造会社の成分説明書がついている。
通販会社の販売は、マーケティング力、客受けするキャッチフレーズとパッケージが最重要、物によっては高くしないと売れない商材もある。
比較広告はアメリカでは普通に行われているが、日本の場合はほとんど受け入れられていない。当然、比較する商品について虚偽があってはならない。訴えられる。
ただ、今回の訴訟では「虚偽の事実を述べる行為」が、書面などで確認されているか、組織ぐるみで「虚偽の事実を上る行為」をしていたかも問題となる。
福岡市や福岡市近郊には通販業者が多く、巨大化している会社も多い。マーケティング力に優れた人材が豊富なのだろうか。
会社名
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(株)はぐくみプラス
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通販サイト名
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hugkumi+(はぐくみプラス)
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住所
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福岡市中央区薬院1丁目5−6 ハイヒルズ7階
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代表取締役
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山村昌平
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配送センター
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福岡県糟屋郡粕屋町江辻1−1ー2階
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社員数
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23名(パート含む)
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設立
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2014年7月
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資本金
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2,000,000円
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事業内容
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健康食品の販売、健康食品に付随する商品の販売
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代表プロフィール
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1984年生。九大中退後、訪問販売などの営業を経験し、cocosys(web通信販売・コンサル)に入社。5年勤務後、2012年9月に(株)Hide&Seekを設立し、代表取締役に就任。2014年1月より、育児専門の自社ブランド「hugkumi+」の事業を立ち上げ、2014年7月に分社後、(株)はぐくみプラスの代表取締役に就任。
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北の達人コーポレーション
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非連結/百万円
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16/2期
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17/2期
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18/2期予
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売上高
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2,222
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2,696
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5,281
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営業利益
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397
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542
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1,416
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↑率
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17.9%
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20.1%
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26.8%
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経常利益
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393
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538
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1,417
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当期利益
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226
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356
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965
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