アイコン 南北朝鮮、鉄道・道路の連結の着工式 年内に予定通りと 米朝高官会談延期

 

 

韓国統一部の当局者は8日、米ニューヨークで予定されていた米朝高官会談が延期され、南北の鉄道・道路の連結・整備に向けた着工式の年内開催が不透明になったとの指摘に対し、「合意した通りに行われるよう準備中だ」と記者団に語った。

韓国と北朝鮮は9月19日、平壌で開いた首脳会談で、鉄道・道路連結事業の着工式を年内に行うことで合意している。
10月の閣僚級会談で、鉄道の現地共同調査を10月末から11月初旬の間に開始し、着工式を11月末から12月初旬までの間に行うことを取り決めたが、まだ共同調査も始まっていない。

一方、当合意により黄海河口からイムジン川が漢江に交わるまでの水域を南北共同利用水域として利用する船上調査は開始されている(砂利・砂だけでも1.3兆円分あるそうな)。
 (北朝鮮には砂利・砂が無尽蔵にあるとされ、日本は経済制裁するまで輸入していた)

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同当局者は、米朝会談の延期で鉄道・道路連結の現地共同調査の先送りが続く可能性を問われると「米朝高官会談が『日程調整中』で(共同調査の日程と)全く無関係とは見なせないが、前後関係で結び付けられるものでもない」と強調した。
米国は、南北協力と北朝鮮の非核化が並行して進展しなければならないとの立場を堅持している。
以上、朝鮮日報参考

元から共同利用とされていた水域の船での水域調査とは異なり、鉄道・道路の連結調査では、検査機材を北朝鮮側へ1歩でも持ち込むことは国連制裁に違反する。(米国より先に国連機関に打診しているが国連は了解していない)

6.12米朝会談で、直後の米国でのトランプ支持率は5ポイントほど上昇した。会談内容については6割から7割が支持した。
こうしたことを受け、20年の大統領選挙では、選挙直前に米朝会談=北朝鮮の完全非核化の山を作る必要がある(北の核爆弾の米国搬入セレモニーとか)。

それを見越した韓国の文大統領が、トランプ大統領に「終戦宣言」を早く出せと、今では北の報道官役と双方の仲介役でもあり迫っているもの。当然イクオール制裁緩和であり、その一環で南北共同事業を南北だけで合意し、いくつもすでに動かしているもの(合意内容は事前に米国へ知らされたが、それは2日前だったとされ、内容検証できる時間もなく米政権が怒っている)。

トランプ大統領は、下院の出方次第でヒステリーがエスカレートし、子分のポンペオ国務長官の2回の訪朝につき、2回とも土産も持たせなかったことも含め、駆け引きばかりで、意にまったくそぐわないとして北朝鮮に対して、米朝会談を再び中断させることもありうる。

文大統領は、鉄道・道路連結事業で事前工事なしの着工式のセレモニーだけ年内に行うことだろう。
しかし、4.27板門店宣言で「年内終戦宣言」で合意しており、年内の「終戦宣言」の見通しが付かないまま、北朝鮮が乗ってくるかは不明。

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[ 2018年11月 8日 ]

 

 

 

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