アイコン ミャンマーの賃上げストライキに見る賃金

ミャンマー・ヤンゴン近郊で韓国系および中国系の縫製工場労働者4000人余りが賃上げを要求してストライキに入った。20日、AP通信が報道によると、縫製工場が密集しているヤンゴン近郊にある公団2ヶ所の労働者は、前日賃上げを要求してストライキを行った。また、この要求が受け入れられない場合、街頭で座り込みを行うと威嚇した。
労働者は物価上昇により、現在の8万チャット(80ドル)の月給では生活できないとし、今の超過勤務手当て17セントを倍に引き上げるよう要求した。

企業主と労働者、政府代表は今月に入って賃金交渉を行っているが、まだ合意に達するに至っていない。

ミャンマーに進出した韓国縫製企業は140社余りに達し、彼らが雇用した人材は10万人余りにのぼることが伝えられている。
以上、

20日間働いたとして 日給4ドル  =472円=時給59円
25日間働いたとして 日給3.2ドル=378円=時給47円
超過勤務手当て、現行17セント=20円
いくらなんでも安すぎるようだが、これで生活できたのだろう。

こうしたところで造られた服が、日本にも超安価にいくらでも入ってきている。隣国バングラデシュでは労働環境も最悪、よく工場火災が発生して多くの労働者たちが犠牲になっている。先進国では大変な問題となるが、こうした国では、大きな問題とはならないし抜本的な改善もなされない。実際は、世界大手のブランドメーカーがこうした国々に下請けに出している。こうしたブランドメーカーは安全・安心な労働環境くらい提供させるべきではないだろうか。ユニクロも腰を上げている。
スマホであっても月給分では買えない。

[ 2015年2月23日 ]
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