アイコン サウジアラビア/裁判などないイスラム法での処刑 ビルマ人女性を公開処刑

今時、国の全権を握る王家=絶対君主では、強権政治が当然のことだろう。原油の埋蔵・産出量とも世界最大のサウジアラビア、人権を標榜するアメリカ様が最大のお友達となっている。
イスラム教の聖地であるサウジアラビアのメッカで今週、幼い継娘を暴行し殺害した罪に問われたミャンマー人女性が、路上で斬首刑に処せられた。5月17日にインターネットに投稿された動画では、女性が刑執行の数秒前にも無実を訴え続けている様子が明らかになっている。

12日に国営サウジ通信が内務省の発表を引用しながら伝えたところによると、刑死したミャンマー人のライラ・ビント・アブドゥル・ムスタレブ・バシムさんは、6歳の継娘の死に関する捜査の結果、裁判にかけられ、死刑判決を言い渡された。継娘はバシムさんと同じく「ビルマ人(ミャンマー人)」で、死因は殴打とほうきの柄を使った性的暴行だったとされる。
インターネットの動画ニュースサイト「ライブリーク」に掲載された動画で、バシムさんは数人の警官に取り囲まれた状態で、路上でひざまずいているとみられる。黒い布で覆われたバシムさんは「わたしは殺していない。神のほかに神はいない。わたしは殺していない」と叫び、「禁止」を意味する「ハラム」という言葉を繰り返した後、「殺人は犯していない。わたしはあなた方を許さない。これは不当な仕打ちだ」とアラビア語で訴えている。

すると白い服の死刑執行人が、遠くに山が見える横断歩道のそばで、バシムさんを地面に押さえつける。ハシムさんは「殺していない」と叫び続けるものの、死刑執行人の刀で斬首される。その後、ハシムさんの罪状が読み上げられる。 
オカズやアルリヤドなどの国内紙ウェブサイトは具体的な容疑への言及を避けながら、サウジ当局がこの動画の撮影者を逮捕したことを伝え、動画からキャプチャーした静止画数枚を掲載した。
サウジでは従来から公の場で死刑が執行されており、同国の厳格なシャリア(イスラム法)適用によって、今年これまでにバシムさんなど10人が斬首されている。AFPの独自調査によると、昨年の死刑執行は87人と前年の78人から増加した。
国連特別報告者は、サウジで死刑判決につながる裁判が「甚だしく不公正に行われている」と指摘。また、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、2013年のサウジの死刑執行がイランとイラクに次いで3位だったとしている。
以上、

これがサウジの現実だ。王様一族はこれまで原油で蓄えた巨万の富を持て余し、プライベートジェット旅客機を保有し、世界で宝飾品を買い漁り、超高級車で遊びまわっている。米国や中国の成金とは訳が違う。
日本人の感覚でサウジなど考えられない世界だ。当然イラク・シリアのISISに対する空爆のアメリカ有志国連合国でもある。原油は日本の生命線だと好き勝手に解釈して、もうすぐお仲間入りでもするのだろうか。
 

[ 2015年5月27日 ]
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