アイコン 日米貿易新協定締結 自動車だけは持ち越し

 

 

安倍首相とトランプ米大統領は25日、ニューヨークで開いた会談、貿易協定締結で合意し、合意文書に署名した。
トランプ大統領は約70億ドル規模の日本市場が開放されると述べた。
トランプ氏は国連総会の合間に安倍首相と開いた署名式で、貿易協定の第一弾で400億ドル規模のデジタル貿易をカバーすると説明。日米双方が協議を継続するとも述べた。

両首脳は、米側が導入を検討している日本車への関税について言及しなかった。
日本側は米通商拡大法232条に基づく安全保障上の観点で日本車に関税を発動しないという確約を米側に求めていた。
米通商代表部(USTR)は署名された合意を「初期の成果」と指摘している。
トランプ氏によると、日本は70億ドル相当の米農産物について市場を開放し、米産牛肉や豚肉、小麦、チーズ、とうもろこし、ワインなどへの関税が大幅に引き下げられるか、撤廃される。
USTRによると、日本に輸出される米農産品の約90%が免税か優遇措置になるという。

NHKの報道では、
日本はアメリカが求める牛肉や豚肉などの農産品の市場開放にTPP協定の水準を超えない範囲で応じる一方、アメリカは協定の履行中は、日本車への追加関税を発動しないなどとしているという。
アメリカからの輸入の分野では、
牛肉は、現在38.5%の関税が最終的に9%に引き下げられるほか、
豚肉は、価格の安い肉にかけている1キロ当たり最大482円の関税が最終的に50円になる。
小麦は、TPP交渉時の合意内容を踏襲し、アメリカ産の小麦には最大15万トンの輸入枠を設ける。
米は、TPP交渉で日本がアメリカに設定した年間7万トンの無関税の輸入枠を撤廃、乳製品も、バターや脱脂粉乳などの新たな輸入枠も設けないことにした。
いずれもアメリカ側が譲歩したもの(NHK:見解)。
以上、

先日の文大統領との会談では、韓国はLNGの大量購入、兵器の更なる購入を表明し、トランプのご機嫌を取った。会談の1時間あまりをトランプはほとんど一人でしゃべりまくり、文氏に付け入る隙を与えなかったという。文氏は北朝鮮制裁緩和や日韓問題などに言及することができなかったという。

ただ、日本との今回の合意、トランプの頭に何があるのか、一切笑みを浮かべていないシブちん顔。
国連総会もあっており、日米貿易合意をEUに対して見せ付けたかったはずだ。
来年11月は米大統領選挙、どうなることやら。
 

[ 2019年9月26日 ]

 

 

 


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