アイコン 宇部興産、「宇部72CC」を市川興業に譲渡 ▲48億円特損計上へ ゴルフ場

 

 

宇部興産は12月20日、完全子会社である宇部興産開発が運営するゴルフ場事業を、市川興業(株)(東京都)に譲渡することを決定したと発表した。

1、譲渡の目的と概要
宇部興産開発が運営するゴルフ場事業は、1960年の営業開始以来、4コース(72H)を有する西日本最大級のゴルフ場として発展し、数々のトーナメントも開催されてきた。
しかし、国内のゴルフ人口が減少傾向をたどる中にあって、ゴルフ場業界は今後も厳しい事業環境が見込まれることから、更なるサービス向上と本事業の中長期的な発展を図るためには、ゴルフ場経営を主要事業とする企業に本事業の運営を委ねるべきであると判断し、市川興業に譲渡することにした。

事業譲渡に当たっては、2019年12月に宇部興産開発が設立した「(株)宇部72カントリークラブ」(宇部72CC)へ本事業を分割移管させた上で、「宇部72CC」の全株式を市川興業に譲渡する。

2、譲渡対象会社および事業の概要
(1)名称:株式会社宇部72カントリークラブ
(2)所在地:山口県山口市阿知須2423番地1
(3)代表::代表取締役社長 阿久刀川治
(4)譲渡対象となる事業内容:ゴルフ場の運営
(5)資本金:5百万円
(6)設立年月:2019年12月
(7)大株主及び持株比率:宇部興産開発株式会社100%

3、譲渡先の概要
(1)名称:市川興業株式会社
(2)所在地:東京都練馬区大泉学園町8丁目18番10号
(3)代表:代表取締役社長 市川金次郎
(4)事業内容:ゴルフ場の経営
(5)資本金:10百万円
(6)設立年月:2019年9月
(7)上場会社との間の関係:資本的関係、人的関係、取引関係いずれも該当事項はない。

4、日程
2019年12月19日: 譲渡契約承認の取締役会(宇部興産、宇部興産開発)
株式譲渡契約締結(宇部興産開発・市川興業)
2019年12月20日、:ゴルフ場の理事会開催
2020年3月2日(予定):株式譲渡実行日

5、連結業績に与える影響
本件に伴い、特別損失を約48億円計上し、法人税等を考慮した親会社株主に帰属する当期純利益は約25億円減少する見込み。
2020年3月期通期連結業績予想は、業績予想の修正が必要と判断される場合、速やかに公表するとしている。
以上、

昔は有名なゴルフ場、宇部空港があり、東京からもゴルフをしに来ていた。
特損48億円、売却額はもってけドンドン価格になったものと見られる。

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[ 2019年12月21日 ]

 

 

 


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