追、カネマツ食品工業(株)(静岡・長崎)/再生手続き開始決定 明治創業 倒産要約版
続報。静岡・長崎に拠点をおく、カネマツ食品工業(株)が再生手続き開始決定を受けた。
負債総額は約12億円。
以下要約。
倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
カネマツ食品工業(株) |
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本社地 |
静岡県沼津市上香貫槙島町1354-1 |
3 |
長崎支社 |
長崎市丸尾町7-18長崎県漁連内 |
4 |
代表 |
仮代表:山田行光 |
5 |
創業 |
1897年 |
6 |
設立 |
1968年2月. |
7 |
資本金 |
5000万円 |
8 |
業種 |
水産食料品製造 鰹節等干物類、煮干類製造 |
9 |
従業員数 |
85名 |
10 |
売上高 |
以前のピーク期、約42億円 |
2021年8月期、約6億円 |
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11 |
破綻 |
2022年11月7日. |
民事再生法の適用申請 |
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2022年11月10日. |
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民事再生手続きの開始決定 |
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申請代理人 |
調査中 |
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監督員 |
香川明久弁護士(香川法律事務所) |
電話:03-5226-0327 |
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裁判所 |
東京地方裁判所 |
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負債額 |
約12億円 |
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破綻事由 |
同社は100年以上の業暦を持つ、かつお節、鯖節、削り節、海老などの乾物類やカタクチイワシなどの煮干類製造会社。大手食品メーカー、食品問屋、大手削節メーカー、大手スーパーなどに卸していた。しかし、非正規雇用大量創出の1億総活の美しい日本のアベノミクスにより専業主婦層が大幅減少、料理で手間のかかる魚や干物類を使用する機会が大幅減少、魚類からの消費者離れが進み、売上高が減少し続ける一方、魚類などは中国が世界中で獲り捲り漁業資源枯渇から高騰が続き、主な国内産も高騰、輸入依存の材料も円安による価格高騰もあり、同社は採算性を悪化させていた。 そうしたところに新コロナ事態で、売上高がさらに減少するなか、最近では燃料費等製造経費も上昇し、過去の設備投資にかかわる借入金の負担も大きくなり、民事再生法に基づき企業再生をはかるため、今回の申請となった。 同社はISO22000の認証工場を有している。 |