Ⅰ、発売戸数
・全国の発売戸数は７万２,９６７戸、前年の７万７,５５２戸比で▲４,５８５戸減、率にして▲５．９%減。（過去最多は１９９４年の１８万８,３４３戸／バブル時代、給与も上昇していた）

１、首都圏は前年比▲１２．１％減の２万９,５６９戸、
２、近畿圏は▲５．８％減の１万７,８５８戸、
３、東海・中京圏は▲１５．１％減の６,３５１戸、
４、北海道は３１．１％増の２,１３６戸、
５、東北地区は８３．７%増の２,９４８戸、
６、首都圏以外の関東地区は１０．６％増の１,９５９戸、
７、北陸・山陰地区は▲１６．７％減の５４９戸、
８、中国地区は▲２０．１％減の１,９６０戸、
９、四国地区は１４．６％増の１,１８７戸、
１０、九州・沖縄地区は１．４％増の８,４５０戸。
北海道が２,０００戸を上回るのは２００８年の２,３９９戸以来、
東北の２,０００戸台は２０１６年の２,０８２戸以来。

(1)首都圏の都県別内訳は、
東京都は前年比▲１８．８％減の１万３,１５７戸、
神奈川県は▲１４．０％減の７,４０３戸、
埼玉県は６．０％増の４,７１６戸、
千葉県は▲１．６％減の４,２９３戸。

(2)近畿圏の府県別内訳は、
大阪府は前年比３．３％増の１万７６６戸、
兵庫県は▲３３．４％減の３,４９９戸、
京都府は９．２％増の２,３０４戸、
奈良県は６０．６％増の３３４戸、
滋賀県は▲１２．３％減の７４４戸、
和歌山県は９３．６％増の２１１戸。

(3)主な地方中核都市の発売戸数は、
札幌市は前年比２３．１％増の１,９７８戸、
仙台市は７３．１%増の１,５２０戸、
名古屋市は▲８．９％減の５,０２０戸、
広島市は▲４１．７％減の６８８戸、
福岡市は１５．４％増の３,４８９戸。

Ⅱ、全国の.平均価格・m2単価
・全国の戸当り平均価格は前年比６万円上昇、率にして０．１％上昇の５,１２１万円、1m2当り単価は前年比０．９万円上昇、率にして１．１％上昇の７９．３万円。
平均価格は、６年連続、m2単価は１０年連続のアップ。
平均価格、m2単価ともに６年連続で最高値更新している。

うち首都圏は、
戸当たりが前年比０．４％上昇の６,２８８万円、m2単価が１．６％上昇の９５．１万円。
うち近畿圏は、
戸当たりが前年比１．６％上昇の４,６３５万円、m2単価が３．１％上昇の７７．４万円。

.Ⅲ、売主・事業主別発売戸数（上位１０社）
１、全国の上位１０社は、
野村不動産は４,２４０戸、
プレサンスコーポレーションは３,７６０戸、
三井不動産レジデンシャルは３,４２０戸、
住友不動産は３,１０９戸、
エスリードは２,２１４戸、
三菱地所レジデンスは２１５３戸、
タカラレーベンは２,１３４戸、
大和ハウス工業は２,０２２戸、
オープンハウス・ディベロップメントは１,８７０戸、
日鉄興和不動産は１,８５０戸。
野村不動産は２年連続３度目の全国首位。

２、首都圏の上位１０社は
野村不動産は２,９６６戸、
三井不動産レジデンシャルは２,４８２戸、
住友不動産は２,２６７戸、
三菱地所レジデンスは１,６８８戸、
日鉄興和不動産は１,４６９戸、
新日本建設は１,４３５戸、
オープンハウス・ディベロップメントは１,０９０戸、
東京建物は８９７戸、
東急不動産は８４９戸、
東急は６１９戸。

３、近畿圏の上位１０社は
プレサンスコーポレーションは２,０４９戸、
エスリードは１,１７７戸、
関電不動産開発は９６３戸、
阪急阪神不動産は８７１戸、
和田興産は７５０戸、
日商エステムは６８８戸、
野村不動産は６７８戸、
大和ハウス工業は５６９戸、
日本エスコンは５６８戸、
近鉄不動産は５５７戸。

Ⅳ、２０２３年の発売戸数について
・２０２３年の発売見込みは全国で７．５万戸。２２年に比し２．８%増の見込み。
首都圏２２年比８．２％増の３．２万戸、
近畿圏０．８％増の１．８万戸、
東海・中京圏１０．２％増の０．７万戸、
九州・沖縄地区▲５．３％減の０．８万戸、
中国地区２．０％増の０．２万戸
など。
三大都市圏がいずれも増加に転じる見込み。
首都圏のみファミリータイプとし、投資用物件は除外。
近畿圏およびその他エリアについては投資用物件も含んでいる。
また２０２１年より売主・事業主ランキングに限り定借物件を含んでいる。