(株)サイム(福岡)/自己破産へ 廃プラリサイクル 倒産要約版
福岡に拠点をおく、(株)サイムが自己破産の準備に入ったことが判明した。
負債総額は約4億円。
以下要約。
倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)サイム |
2 |
本社地 |
福岡県嘉穂郡桂川町吉隈430-422 |
3 |
代表 |
土田保雄 |
4 |
設立 |
1991年3月. |
5 |
資本金 |
2300万円 |
6 |
業種 |
廃プラスチックリサイクル業 |
7 |
売上高 |
以前のピーク期、約4.5億円 |
2020年2月期、約0.5億円 |
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8 |
破綻 |
2022年12月8日. |
事業停止/自己破産申請の準備中 |
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9 |
委託弁護士 |
早川政路弁護士(リキ法律事務所) |
電話:0949-28-7407 |
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10 |
裁判所 |
未定 |
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負債額 |
約4億円 |
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破綻事由 |
同社は廃プラスチックのリサイクル会社。収集・中間処理・最終処分まで一貫した設備を有していた。 家電リサイクル業者や家電メーカーなどからプラスチックの素材を調達し、プラスチックを分離分別してフレーク加工し、プラスチック原料メーカーへ販売していた。 特許を持つラマン分光法を用いたプラスチックの再生処理を強みとしていた。 しかし、原料メーカーは原油価格が下がれば安価にしか引き取らず、同社の売上高はジリ貧状態に至っていた。(新コロナショック前も原油価格は下がり続けていた) 一方、研究開発や設備投資は旺盛であったことから、債務超過状態が続き、支えきれず、今回の事態に至った。
本来こうした事業は国家が行うべきもの、民間が行えば、それなりに運営できる高度なシステムが必要だろう。 最初だけ多額の補助金・交付金をバラ撒き、あとは知らんふりが国の常。 |