(株)リーベンホーム(北海道)/自己破産へ 木材高騰倒産 倒産要約版
建築工事業の(株)リーベンホーム(所在地:札幌市北区篠路町拓北2***)は2月13日、同日までに事業を停止し、破産申請に向けた事後処理を弁護士に一任した。
負債総額は約12億円。
以下要約。
倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)リーベンホーム |
2 |
本社地 |
北海道札幌市北区篠路町拓北2-27 |
3 |
代表 |
水口祐治 |
4 |
設立 |
1998年8月. |
5 |
資本金 |
1000万円 |
6 |
業種 |
建築工事業、リフォーム工事業 |
7 |
売上高 |
2021年2月期、約24億円 |
2022年2月期、約23億円 |
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8 |
破綻 |
2022年2月13日. |
事業停止/自己破産申請の準備中 |
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9 |
委託弁護士 |
大川拓也弁護士(札幌・石川法律事務所) |
電話:011-209-7150 |
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10 |
裁判所 |
未定 |
11 |
負債額 |
約12億円 |
12 |
破綻事由 |
同社は不動産会社から受注して戸建住宅を建築していた。受注は好調に推移していたが、2021年秋からの米国発の木材価格の高騰、昨年3月からはそれに加え、超円安による高騰も加わり、同社は2期連続して大赤字に陥り債務超過に、木材価格は国際市況は落ち着いたものの、円安による日本価格は高騰が続き、先行きの見通しも立たず今回の事態に至った。 |
↓米材Lumber (USD/1000 board feet)シカゴ先物取引所の価格
木材の国際価格は新コロナ以前に戻ったが、日本では現在でも新コロナ前より、20%以上円安になっており、日本の木材販売価格が高止まりする原因となっている。
木材を運ぶバラ積船の傭船指数(バルチック海運指数)は、19/12月末の1090Pから23/1月末には681Pまで下がっている。ただし、21年10月8日には5526Pまで暴騰していた。
対ドル円は高給取りのお国のお偉い方々がお決めなさること、平民は物価高騰で苦しもうが破産しようが関係ないこと。