アイコン 11月の首都圏 新築分譲マンション販売状況▲47%の大幅減 有明V競争倍率高い


不動産経済研究所が発表した11月の分譲マンションの発売状況は次のとおり。
要旨
◎発売は▲47.4%減の2,866戸と半減。全エリアが大きく落ち込む。
◎平均価格6,035万円、m2単価89.8万円。戸当たりは3ヶ月ぶり下落。
◎初月契約率は69.4%。在庫は5,079戸と7月以来の5,000戸台。

1.発売戸数は
発売は2,866戸で対前年同月の5,452戸に比し▲2,586戸減、率にして▲47.44%減、対前月の2,768戸比では98戸増、率にして3.5%増。

2、初月契約率は
11月の初月契約率は69.4%、前年同月比▲10.5ポイントダウン、前月比では▲2.5ポイントダウン。22年10月は71.9%、9月は61.6%、8月は62.0%だった。

 

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3、地域別発売戸数とシェアと契約率
東京23区は949戸でシェア33.1%、初月契約率は63.1%で前年同月を▲10.5P下回った。 
東京都下は273戸デ9.5%、契約率は66.3%、同▲14.5P下回った。
神奈川県は736戸で25.7%、契約率は69.0%、同▲6.1P下回った。
埼玉県は633戸で22.1%、契約率は79.3%と好調だが、同▲1.8P下回った。
千葉県275戸で9.6%、契約率は72.7%、同▲17.5P下回った。
東京都のシェアは42.6%。

4、平均価格・m2単価は
戸当り平均価格は6,035万円、1m2当り単価は89.8万円。
前年同月比では平均価格は88万円ダウン、率にして1.4%ダウン、
m2単価は2.7万円アップ、率にして3+1%アップ。
前年同月比では平均価格が3ヶ月ぶりのダウン、m2単価は2ヶ月ぶりアップ。
(一戸あたり面積が狭くなり、㎡単価は上昇し、販売価格は落ちている)

5、.地域別平均価格・m2単価は
東京23区の販売価格は前年同比7.5%アップの8,530万円、㎡単価は同12.5%アップの125.4万円、
都下は、同▲6.3%ダウンの4,379万円、㎡単価は同▲3.0%ダウンの68.2万円
神奈川県は同3.3%ダウンの5,110万円、㎡単価は同▲1.0%ダウンの75.8万円
埼玉県は同0.2%アップの4,930万円、㎡単価は同4.7%アップの74.1万円
千葉県は同10.8%ダウンの4,083万円、㎡単価は▲2.8%ダウンの59.6万円。

6、即日完売物件は4物件の192戸
(1) HARUMI FLAG PARK VILLAGE 第1工区 2期2次119戸
 東京都中央区7,585万円、90.6万円 、平均28.+2倍 最高105倍
(2) HARUMI FLAG SUN VILLAGE 第1工区 2期2次 66戸
 東京都中央区6,350円、82.1万円、平均28.2倍 、最高105倍

※HARUMI FLAGは、オリンピック休暇村跡で、宿舎、住宅5,632戸(分譲住宅街区4,145戸、賃貸住宅街区1,487戸(シニア住宅、シェアハウス含む)、他に店舗・保育施設(区画数未定)、商業施設で構成されている。

7、超高層物件
11月の超高層物件(20階以上)は13物件、計270戸、契約率65.9%、前年同月は13物件441戸、契約率79.4%だった。(人気の超高層さえ契約率が70%を割りこんている異変)

8、販売在庫数
11月末の在庫数は5,079戸、前月末比134戸増、22年10月末は4,945戸、21年11月末は5,697戸だった。

※発売戸数が少ないにもかかわらず、契約率が低く、在庫が増加するという異変が生じている。

9、12月の発売戸数予測
12月の発売戸数は7,000戸の見込み(21年12月6,649戸、20年12月7,362戸、19年12月6,392戸)。
以上、

[ 2022年12月23日 ]

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