公金を不適切に請求していた県議がいることに県民の多くが失望している。

金を返せはいいという問題ではない。

金を返しても不適切に受給したことが帳消しになったわけではない。
詐欺罪で弊紙に告発された諫早市選出の中村県議は、潔く議員辞職している。

ルールを悪用して１７０万円を不適切に受給していた県議と、領収書を偽造して詐欺で辞職したN県議は不適切行為に変わりはない。

潔さという複合的観点からみれば、中村県議のほうが、まだ人間っぽい。
そんな破廉恥な県議1択では、新上五島町の有権者があまりにも気の毒であるし、県民にとっても不幸である。

第一、教育によろしくない。青雲高校の卒業生だって恥ずかしい思いをしているはずである。

上五島は嫁の故郷であり、先祖が生きた島でもある。

新上五島選挙区は、上五島で生まれても時津に骨を埋める県議と、長崎に生まれたが上五島に骨を埋める県議の戦いになる様相になってきた。

上五島が一番、上五島ファースト、奉仕の先に笑顔がある。

JC―net・日刊セイケイ編集長・中山洋次