アイコン WHO、葛西局長解任、日本で通用する官僚・権威主義 世界では通用しなくなった


WHO=世界保健機関は3月9日、東アジアなど西太平洋地域を管轄する地域事務局トップの葛西健事務局長について、不適切な行為があったとして解任したと発表した。
葛西健氏は厚労省出身、
2018年10月、 WHO西太平洋地域事務局長選挙で当選して局長に就任。
2020年1月、本格的に流行が始まった新コロナ感染症への対応のなか、WHO西太平洋地域事務局長であった葛西氏が特定の国に対して差別的な表現を使用したり、権威的な態度を取ったことで主要スタッフが次々に辞職し、このため各国の実情を把握することが困難になり結果として感染拡大につながったと指摘する内部告発文書が2021年10月頃よりWHO上層部に送付されたとAP通信が2022年1月に報じた。
このほか告発文書には、中国に対する調査に腰が引けたり、COVAX(国連主導の共同仕入れ機構)より日本にワクチン供給を優先させるようWHOに圧力をかけ、日本政府にワクチンに関する機密情報を提供したことなどが書かれていたとされた。
2022年8月、葛西氏は否定したものの休職扱いとなり、
2023年3月、WHOでパワハラなどが事実と認定され解職となった。
以上、日本の恥

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日本の地位低下はアベノミクスにより鮮明となってしまった。世界第3位のGDPも目前にドイツが迫り、インドも追い、数年すれば5位に陥落する。当然、その権威も失落する。

アベノミクスにより企業は巨額の利益を出し、日本から世界展開を急ぐと思われたが、展開する武器(=商材)がなく、また利益に安住し、投資にも賃金にもその利益を回さなかったことから、生産性も先進国と比較して大きく後退、賃金も韓国にさえ劣るものとなっている。

アベノミクスではGDPを600兆円にするとしたが、2年で2%物価上昇ともども失敗していた。
アベノミクスでは政官癒着がその忖度により鮮明となり、そのエネルギーは外には向けられず、内に向けられ選挙で勝つことだけに執念を燃やし、世界の動きを見誤り続けてきた。
そのため旧態然な時代錯誤な内政が続き、お上として官僚たちの存在そのものが権威となり、それがリーダーシップやら、普遍的なものと錯覚したばかりに・・・、
ド官僚主義・・・今回の顛末ではないだろうか。

時代は大きく変わっている。世界の大きな流れの変化や将来を見据えない政治の日本だけが回顧主義に陥り、世界の時間の流れに逆行し続けている。
特に今回の新コロナ事態では厚労省の権威主義が際立ち、現場を委ねられている多くの地方自治体の首長らと衝突していた。
トヨタが変わったように政治家も官僚も変わる時代が到来しているようだが・・・。政治の世界はますます後退している。
「こども家庭庁」の名のままでは・一の亡霊がこびりつき続け、ましてや派閥ポスト利用の生活感のない男性議員に任せるようでは誰が期待しようか。
日本は世界から根こそぎ変わる時代が求められているようだ。


スクロール→

日本のGDP推移・名目

 

円換算

ドル換算

備考

 

兆円

百億ドル

2007

539

457

 

2008

527

510

リーマンショック

2009

494

528

2010

505

575

2011

497

623

東日本大震災

2012

500

627

震災復興へ

2013

508

521

アベノミクス=国土強靭化政策

 

2014

518

480

2015

538

444

2016

544

500

2017

553

493

2018

556

504

2019

558

512

2020

537

503

2021

541

493

2022(推計)

552

430

 

[ 2023年3月 9日 ]

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