アイコン 調剤薬局の(株)スリーアイ/破産手続開始決定 <神奈川> 負債19億


調剤薬局の(株)スリーアイ(所在地:神奈川県横浜市鶴見区豊岡町3-17、代表:入江一行)は5月8日、横浜地裁において破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は約19億円。

資本金は5000万円。

同社は1990年に設立、調剤薬局の経営だけでなく、薬局や飲食店の内装の修繕・改修工事も手がけていた。調剤薬局部門では東京、神奈川、千葉に店舗を展開し、地域住民のかかりつけ薬局として便利なサービスを提供し、医療環境の改善に取り組んでいた。また、IT技術を活用して薬に関する丁寧な説明や指導も行い、患者から高い評価を受けていた。近隣の医療機関からの院外処方により安定した収入を得ながら、工事部門では積極的な営業により受注件数を大幅に増やし、2019年12月期の年間売上高は約26億3600万円となった。

 

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しかし、調剤薬局部門は大手薬局チェーンとの競争激化や新型コロナウイルス感染拡大による受診減少の影響を受けており、処方箋の数が伸び悩んでいた。同様に、工事部門でも価格競争による利益の減少やコロナ禍における飲食店の需要低迷、原材料価格の上昇など、困難な状況に直面していた。こうした状況の中、2021年12月期の年間売上高は約21億5600万円まで減少し、資金繰りが困難に。そのため、今回の措置に至った。

 

破産管財人は畑裕士弁護士(電話番号:044-223-4401)が選任されている。

破産債権の届出期間は令和5年6月9日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和5年9月14日午後1時30分。

 

 

[ 2023年5月11日 ]
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