征矢野建材(株)(長野)/民事再生申請 負債65億円 倒産要約版
征矢野建材(株)(所在地:長野県松本市笹賀7116-1、代表:桜井秀弥)は8月9日、長野地裁松本支部において民事再生法の適用を申請した。
負債総額は約65億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
征矢野建材(株)(ソヤノケンザイ) |
2 |
本社地 |
長野県松本市笹賀7116-1 |
3 |
代表 |
桜井秀弥 |
4 |
設立 |
1977年9月. |
5 |
資本金 |
2500万円 |
6 |
業種 |
建材・住設機器卸 |
7 |
ほか事業 |
「信州F・POWERプロジェクト」による木質バイオマス発電所 |
8 |
売上高 |
以前のピーク期、約4.5億円 |
23年2月期、約50.5億円 |
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9 |
破綻 |
2023年8月9日. |
民事再生法の適用申請/監督命令 |
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申請代理人 |
大宮立弁護士(レックス法律事務所)ほか |
電話:03-6205-7315 |
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監督員 |
愛川直秀弁護士(愛川法律事務所) |
電話:0263-36-7300 |
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裁判所 |
長野地裁松本支部 |
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説明会 |
2023年8月18日(金)午後3時30分から |
場所:ホテル国際21 (長野市/電話:026-235-8970) |
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負債額 |
約10億円 |
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破綻事由 |
同社は建設用各種加工木材を扱い、大手から中小までのハウジングメーカーや建築工事会社に卸販売していた。本業の業績は地域の建築不況で漸減傾向にある中、同社が別途取り組んでいた長野県が進める「信州F・POWERプロジェクト」による「木質バイオマス発電所」の完成が計画より3年半遅れて2020年9月完成、発電量の販売計画も早期達成とはいかず、本業の資金が発電所に流出、一方で、発電所に伴う減価償却が始まり大幅な債務超過に陥り、今回の事態に至った。 なお、新コロナなど特殊事態では減価償却を一時停止することができる。税務署は減価償却しないほうが当然、利益が多く出ることを意味する(税理士に相談のこと)。 |
↓征矢野建材が中核の「信州F・パワープロジェクト」(国や県の補助金・助成金も投入されている)の木質バイオマス発電所。
大規模すぎて燃料調達難もあり、3年半遅れで20年9月に完成しても計画の発電量に達していなかった。米国発のウッドショックに続くロシア産材の輸入規制により、本業で扱う国内外産建材価格が高騰し、本業の採算性も悪化させていた。
ウッドショックは米国発でありロシア制裁発ではない。また、岸田+植村氏の政府日銀による2022年3月から一貫して続けている超円安容認策の結果、日本だけは輸入価格が国際相場の高騰を除いても3割前後押し上げている。