(株)青巒荘(セイランソウ)(神奈川)/民事再生申請 奥湯河原温泉旅館 倒産要約版
神奈川に拠点を置く、(株)青巒荘(セイランソウ)が民事再生申請したことが判明した。
負債総額は約8.5億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)青巒荘 (セイランソウ) |
2 |
本社地 |
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上679 |
3 |
代表 |
髙知尾朝行 |
4 |
設立 |
1929年6月=昭和4年/業暦:.94年 |
5 |
資本金 |
5000万円 |
6 |
業種 |
奥湯河原温泉郷の「青巒荘」の経営会社 |
7 |
特記 |
客室数42室の老舗温泉旅館 |
8 |
売上高 |
以前のピーク期、約7.5億円 |
2019年12月期、約4億円 |
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2021年12月期、約1.7億円 |
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9 |
破綻 1 |
2024年2月1日. |
民事再生法の適用申請/監督命令 |
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10 |
申請代理人 |
犬塚暁比古弁護士(髙井総合法律事務所)ほか |
電話:03-3519-7800 |
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11 |
監督員 |
奥田裕介弁護士(おだわら総合法律事務所) |
電話:0465-21-3121 |
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裁判所 |
横浜地裁小田原支部 |
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負債額 |
約8.5億円 |
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破綻事由 |
同社は奥湯河原の老舗温泉旅館「青巒荘」の経営会社。同旅館は大自然に立地、眼前に白龍の滝を仰ぐ露天風呂でも有名。実質家計所得減のアベノミクス消費不況が長期化、同旅館も日本人客の集客減少が続き、外国人のインパウンド効果も蚊帳の外、今般の新コロナ事態ではさらに売上高が減少し、ウィズコロナ策に入ってのGOTOキャンペーンも、奥湯河原温泉郷には効果薄、同社は過去の設備投資および新コロナ融資の返済負担が資金繰りを圧迫し、今回、民事再生を申請して法の下に債権カットや支払猶予期間を設け、抜本的に再生を図る。 なお、民事再生の申請であり、平常どおり営業されている。支援企業として同地の(株)フォレストがスポンサー候補となっており、同社の支援の元に再生を目指す。
追、新コロナ融資の返済は業種や個別企業の実態に即して返済猶予措置も必要ではないだろうか。政府の金太郎飴の政策では老舗の破綻が増加する一方でもある。
支援企業:(株)フォレスト/本社:神奈川県足柄下郡湯河原町/代表:石田浩二/ゆがわら万葉荘など神奈川県下で6ヶ所ほか各地に展開し計18ヶ所の観光リゾートホテル・旅館を運営。同社を核に観光・旅・食に関する事業会社を展開しフォレストグループを形成している。) |