追報:(株)KIZUNAなど2社/破産手続き開始決定 <福岡市>
続報。バックオフィス事業の「(株)KIZUNA」は(福岡市南区向野2丁目***)、「(株)HFI」は(福岡県久留米市東町***)に所在している企業です。
2社は、令和6年(2024年)5月7日に福岡地裁にて破産手続きの開始決定を受けました。(官報より参照)
申請時の負債総額は(株)KIZUNAが約4.8億円。
(株)KIZUNAは2008年に設立され、2010年からしばらく休眠状態でしたが、2012年に再開。主な事業は通信販売業務のバックオフィスであり、通信販売業者やテレビ局などを対象に問い合わせ対応やコールセンター業務、受発注システム、物流センターなどを提供。また、広告代理業務も手がけており、2022年には年収入高が約12億8900万円となっていた。
しかし、近年は売り上げを重視しすぎて採算割れの案件が増え、赤字が出るように。コロナ禍でも対策としてコロナ制度融資や補助金を利用して要員を増やしたり、新しい施設を設立したりしてきたが、債務超過になりました。広告代理業務からの撤退など改善策を講じたものの、資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。
関連の(株)HFIも連鎖した。
この破産手続きに関しては、選任された管納啓文弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。
同破産管財人によって行われる破産手続きの財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和6年7月24日午前11時となっています。
当該事件は、令和6年(2024年)に発生したもので、番号は(フ)第723号・第724号となっています。