アイコン 姻戚コンビの栄枯盛衰 ― 金子原二郎と谷川弥一が描いた長崎県政の舞台裏①


大石県知事

長崎県政という芝居小屋には、表舞台で拍手を浴びる主役と、客席からは見えにくい黒幕がいる。
2022年2月の大石賢吾知事誕生、2023年4月の鈴木史郎長崎市長、宮島大典佐世保市長の誕生――。この人事絵巻の背後で糸を操っていた黒幕は、元農水大臣にして元長崎県知事でもあった金子家の老獪な金子原二郎。そしてもう一人、姻戚関係で結ばれた谷川建設を擁する元衆院議員・谷川弥一の姻戚コンビだった。

 

スポンサーリンク
 
 

金子原二郎

二人は政界の“姻戚タッグ”として、県政の利権ばかりか、県庁、警察人事にまで指先を突っ込み、まるで人形浄瑠璃の人形遣いよろしく、知事や市長ばかりか警察官僚までも表舞台に送り出してきた。
ところが、長崎政治劇場にも予定調和を乱す出来事は訪れる。谷川氏、裏金の不記載やら自らのスキャンダルで自爆。潔く身を引いたのか、あるいは引きずり降ろされたのか。いずれにせよ、カーテンコールもないまま、政界を寂しく去ることとなった。

金子・谷川

残された金子原二郎氏はどうか。こちらは舞台袖で涼しい顔してババンバン。長年の経験と人脈を背景に、依然として県政、マスコミ界ににらみを利かせている。
「谷川が消えても、金子芝居は続く」――そんな余裕すら漂わせている。
観客である県民にとっては、選挙で選んだはずの主役よりも、袖で差配する黒幕の存在感の方がむしろ濃厚に映る。長崎県政の舞台は、今日もまた老獪な演出家の影を落としながら、幕を上げ続けているのだ。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2025年9月 8日 ]
スポンサーリンク
  

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧