福岡西部クリーンセンター場所 序章 〜土俵の外にも秋風が吹く〜

九月、本場所は両国国技館で熱戦が繰り広げられている。両横綱も盤石の相撲を取り、千秋楽まで満員御礼が続く見込みだ。

だが、土俵の東西を超えて、九州は福岡西部クリーンセンターでももう一つの「場所」が開かれている。その名も――福岡西部クリーンセンター場所。
この場所、表向きは「最終処分場の提案競争」だが、実態は大相撲顔負けの激闘が繰り広げられている。
秋場所が9月28日で結びを迎えるのに対し、西部場所の決戦は提案書提出の10月1日。
そこからおよそ二か月間、審判(=審査員)の協議が続き、軍配がどちらに上がるかが決まる。

さっそく噂の的となっているのが、東方・タクマ山の土俵入りである。
どうやら今回の土俵入りには、力強い脇役を従えているという。
• 太刀持ち:◎洋建設
今年8月より大成建設の傘下に入り、しっかりした安い金額を提示できると評判。
まさに本場所の大関級の実力者である。
• 露払い:西◯洲〇口建設
あちらこちらに強固な絆を持つことで知られる。
裏方での根回し力は抜群、もはや横綱級の存在感である。
だが、特派員曰く「太刀持ちと露払いが逆では?」という声もある。
とはいえ、この布陣はさすがタクマ山、ツボを押さえた布陣であることは間違いない。
さらに、〇島の東〇テクノロジーも加わるとの噂まで広がっている。役割は不明だが、土俵下から支える存在になりそうだ。
加えて、設計面ではS設計が控えている。これでは対抗馬のカナデビア海も腰が引けるというものだ。

一方、カナデビア海の陣営にはAOKIあすなろが名を連ねる。
ただしこちらは、川崎重工の「裏金接待」の流れを汲んでいるとも囁かれ、
タクマ山陣営の尽力とは温度差が歴然としている。
まさに「支度部屋での差」が、すでに勝敗を左右しつつある。
提案書提出前から「タクマ山に軍配があがったという声も出ている。
だが、秋は風の季節。季節風の向きひとつで流れは大きく変わる。
この秋風はタクマ山に吹くのか、それともカナデビア海に吹くのか。
あるいは思いもよらぬ第三の風が吹き込むのか。
一つ言えることは、秋場所以上に盛り上がることは必至ということだ。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





