アイコン 福岡西部クリーンセンター場所の謎(其の五)


福岡西部クリーンセンター

― 当局の沈黙 ―
10月1日の提案書提出が“凍結”されたあの日から、1か月以上が経った。
それでも、市の公式な説明は一切ない。
電話をしても、「現在、内部で検討中です」の一点張り。
まるで時間が止まったかのように、現場は宙ぶらりんのままだ。
だが、沈黙の裏では確実に“何か”が動いている。

 

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おおとう町

市庁舎の奥で交わされる「文言調整」
市内部の関係者が語る。
「実は、受付一時停止の通知文自体も、最初は“中止”という文言で作られていたらしい。」
その“中止”が“停止”に変わったのは、発出の直前。
文書担当と上層部との間で、何度も修正のやり取りがあったという。
「中止」では責任を問われる。
「停止」なら再開の余地を残せる。
その微妙な言葉の選び方に、当局の本音が滲む。

クリーンセンター

「議会報告を避けたい」?
また、別の筋からはこんな声も聞こえてきた。
「この時期に中止を決めれば、議会で説明を求められる。だから“停止”という形で時間稼ぎをしているのではないか。」
なるほど、もしそれが事実なら辻褄は合う。
議会のない時期に事務的な“停止”を装えば、外から見れば「何も起きていない」ように見せられる。
だが、その陰でメーカー各社は数億円規模のダメージを抱えたまま、再開のメドも立たない。

クリーンセンター

「いつまで待てばいいのか」
タクマ山の関係者に再び話を聞いた。
「市からの連絡はありません。こちらも何もできず、社員は別案件に回しています。」
提案書を練り上げたチームは、すでに解散。
緊張の糸が切れた現場には、徒労感だけが残る。
カナデビア海側も同様に、沈黙を守りながら当局の出方をうかがっている。
この“待機状態”が長引けば、メーカー側のモチベーションも下がる。
そして、誰もが口にしないが心の中で思っている――
「もしかして、この案件はもう動かないのではないか」と。

それでも、説明責任は消えない
行政の“沈黙”は、責任を回避する最も簡単な方法だ。
だが、それは同時に、市民や事業者に対する信頼の放棄でもある。
提案書提出5日前の一方的な通告。
理由なき“停止”。
そのまま説明もなく、時間だけが過ぎていく。
「説明責任を果たすこと。」
― それは、当局が最初に守るべき最低限のルールである。

次回予告:「其の六・見えざる手」
一時停止の裏で、誰が動き、誰が止めたのか。
“見えざる手”は、市の中か、あるいは外か。
次回、その構図に迫る。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2025年10月25日 ]
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