アイコン 新米高くて売れず悲鳴、米先物相場にデッドクロス出現


高市政権は10月31日、主食用米の生産量を石破前政権による25年産の748万トンから、26年産量の目安を711万トンと▲5.0%減少させることを定めた。

米穀安定供給確保支援機構は11月10日、コメ価格の見通しなどを取引関係者に尋ねたアンケート調査で、向こう3ヶ月の価格の見通しを示す指数は、前月の57から39に急減しており、価格が下落するとの見通しが強まっている。
指数は50が横ばい、0に近づくほど価格が低くなるとの見方が強いことをあらわす。指数が50を下回るのは3ヶ月ぶり、30台にまで下がるのは、当時の小泉農相による随意契約による備蓄米を放出した直後の6月以来、イベントもないまま4ヶ月ぶりの異常値となっている。(しいて言えば10月31日の高市減産、指数は50%以上が保証されたようなものだが、現実は)

米は高くなり過ぎ、特に新米は高く消費者が敬遠、すでに米離れが進んでいる、今後、抱え込んだ金持ちの米問屋や投機筋が懐具合との兼ね合いでなげうってくる可能性もある。特にハゲタカ投機家は利益確定売りで逃げ、日本の小金持ちの米問屋が実米を抱え込み続けることになる。

青田買い迄した米問屋等は、現在、投機価格に浮かれているが、相場観に弱く、青田買いの反動である在庫の投げ売りが始まる可能性すらある。
また世界のハゲタカ投機筋も米相場での巨額黒字の確定売りで処分する動きもあり、消費者も買わず、買い手不在になりつつある。

 

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一方で抱え込んだ米問屋筋は、抱え込み続け、新米が安価な古米になる可能性すらあり、何れたたき売るしかない。
農水省は2025年産の主食用米の生産量は前年比で10.1%増の747万トンだったとしている。農水省は減反政策を続けた結果、24年は670万トンまで減少、一方、消費量は697万~711万トンであり、民間在庫があるから大丈夫と高をくくった農水省のド官僚たち、需給バランスは崩れ、こうした事態に全国の米問屋筋や投機筋は倉庫に在庫米を抱え込み、流通量を減らし、米価を暴騰させた。

現在、高市減産(26年710万トン)策で、相場が下がる現実は何が作用しているのだろうか。
高市首相は減産した枠をトランプ政権に提供するのだろう(米国産米は一代限りの遺伝子組み換え種子を使用している。米国では主食のパンに使用する食用小麦には遺伝子組み換え種子による生産を禁じている)。それでなくても備蓄米が無くなっており、高市氏は手土産に米国産米で備蓄倉庫を満杯にすることだろう。
しかし、米は最終的には消費者が購入しなければ、下がる生鮮食料品でもある。4年も5年も経過すれば、美味しさの品質も落ち飼料用にしかならない。

農水省は米をハゲタカの餌食にした先物市場へ上場、減反政策で需給バランスを崩し、先物市場を暴騰させた責任があるが、官僚の誰も処分されない。
25年の米生産量は米国はじめ台湾や韓国からも大量購入もしている。
需給バランスが崩れており、米問屋等投機筋が倉庫に抱え込み、それも増加させ続けるしかない。新米と古米では美味しさも全く異なり、自ずと価格は異なる。

日本の米の生産と消費の需給バランスはとれており、問屋筋や投機筋が抱え込み供給量を減らし、消費段階で意図的にバランスを崩し暴騰させている。

当然、昨年8月本格運用された米の先物取引所の相場がハゲタカたちの拠り所になった。
米の先物取引所まで開設し、米の食管制度はまったく機能しておらず、食糧安保など微塵も脳みそにない政権が続いている。

米相場と小麦相場の乖離
人口減少が進む中、価格暴騰で米離れまで生じさせ、麺類・パスタ類にシフトしている。資さんうどんが関東でもヒットする原因を、愚かな行政のすべてを農水省が演じている。

このままコメ暴騰に買い控えとマスコミが書き続ければ、米は米問屋の蔵に眠るコメが一斉に市場放出され、暴落することになる。
高市首相の26年産の減産計画にもかかわらず、相場が落ちており、ただ事ではない。スーパーでは高い国産新米と共に、安価な台湾産・韓国産・米国産も売られている。
先物も相場モノは夢で買い現実で売るのが市場原理。しかし、相場は市場に聞け、米は暴騰したまま・・・、夢を見続けている。そこには・・場しかないだろう。
江戸時代、堺のコメ相場の格言「見切り千両」

↓堂島の米先物取引所の米相場でデッドクロスが出現、
2025年は増産+米国から台湾から韓国から富士山ほどの米の量となっている。しかし、コメ価格は先物相場の投機筋により高止まりしており、一部ではすでに相場から値引きしなければ売れなくなってきている。価格だけが独り歩きした結果だろう。少子化も進んであり、需要はインバウンドで消化できないほど大きく凹む可能性もある。

相場のピークは10月30日の41,080円、31日に26年高市減産発表、高くなるはずだったが11月4日36,750円と急落している。当日相場が5日線を割り込み、11月10日には25日線も割り込み、11月12日には5日線が25日線を割り込み、デッドクロスを発生させ続けている。


スクロール→

米先物相場 170日限/堂島先物取引所

 2025

25日平均

5日平均

当日終値

9/30..

31,368

32,648

32,500

10/24.

33,494

35,914

36,770

10/27.

33,666

36,528

37,700

10/28.

33,869

37,126

38,000

10/29.

34,137

37,746

39,510

10/30.

34,370

38,112

41,080

10/31.

34,682

38,872

40,570

11/4.

34,848

38,682

36,750

11/5.

35,004

38,382

36,500

11/6.

35,163

37,776

36,480

11/7.

35,316

37,320

36,300

11/10.

35,420

36,210

35,020

11/11.

35,522

35,862

35,010

11/12.

35,598

35,524

34,810

11/13.

35,679

35,208

34,900

11/14.

35,775

34,908

34,800

1115_01.jpg 


スクロール→

堂島 米先物取引価格

 

11/13.

11/14.

前日比

12月限

34,900

34,800

-100

26/2月限

34,350

33,400

-950

4月限

34,290

33,300

-990

6月限

33,440

32,750

-710

8月限

33,000

32,350

-630

10月限

32,790

31,830

-970

 

販売価格は、銘柄米の新米が全体の価格を牽引し、11月9日の週も上昇し続いている。スーパーでは、銘柄米では2026年産でもまだ4000円台、新米になると4000円台後半から5000円前半と価格は高く、新米の販売量は前年に比べて相当落ち込んでいるという。

スーパーでも銘柄米の新米は売れず、スーパーが在庫、米問屋はスーパーへ卸すこともできず、抱えた新米の卸に危機感を持っているという。

若い人たちは安価な麺類やパスタ、パン類に日常食をシフトする人たちが増加、Z世代(1997~2012年生)では顕著、コメ価格が下がったところで食の嗜好が変わり、コメ消費には多くが戻らないと見られている。

少子高齢化、人口減少のなか、米消費が減少するなか、日本人の米をBTC(ビットコイン

仮想通貨)のような投機対象にした政府と農水省、米は豊作でもビクともしないハゲタカ相場、農水省の罪は重い。

政府は、小麦は食管制度で価格を守り、日本人の主食・米はいくら緩和されたとしても食管制度下にありながら投機対象品にしてしまったところに最大の問題がある。食糧安保など掛け声だけの茶番国家が現実の国のようだ。


スクロール→

農水省 販売価格POSデータ

全国平均 5k 税込.

銘柄米

備考

1/31.

3,829

 

3,857

 

3/2の週

3,952

 

3,985

 

4/6の週

4,214

 

4,291

 

5/4の週

4,214

 

4,398

 

6/1の週

4,223

 

4,478

 

7/6の週

3,602

小泉備蓄米放出効果で下がる

4,273

 

8/3の週

3,542

4,202

 

8/31の週

3,891

4,272

 

10/5の週

4,205

 

4,411

新米が加わりさらに高騰

10/12の週

4,142

 

4,440

10/19の週

4,251

 

4,501

10/26の週

4,208

 

4,523

11/2の週

4,239

 

4,540

11/9の週

4,316

 

4,573

 

 

 

[ 2025年11月15日 ]

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