アイコン 珈琲 トランプ価格下がらず、ベトナム産0関税、ブラジル嫌いで40%関税


選挙で3連敗のトランプ米大統領は14日、急遽、牛肉やトマト、コーヒー、バナナの関税を引き下げる大統領令に署名した。
物価高止まりを背景に政権に対し、生活必需品の価格抑制を求める有権者からの圧力が高まっていた。
これは自ら仕掛けた関税爆弾を投下、輸出を必要とする国が関税分は負担すると豪語していたものの、関税の自爆により、国内の商品価格が上昇し、来年11月の中間選挙を控え、11月の地方選挙で3連連敗したことに起因している。

アルゼンチン、エクアドル、グアテマラ、エルサルバドルから輸入されるオレンジ、アサイー、アボカド、パイン、パプリカ、ココア、食品用化学物質、肥料など一部食品などへの関税が撤廃された。
米国内では需要を満たすだけの量を生産できない数百品目について、貿易相手国・地域に課す上乗せ関税の対象から外した。
トランプ政権下の米経済に有権者が警戒を強める中で、関税政策が価格上昇圧力を高める現状を暗に認め、「アフォーダビリティー(手頃な価格)」を実現する施策に目先を移した。

 

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これは、11月4日に行われたニューヨーク市長選のほか、バージニア、ニュージャージー州の知事選でも生活費高騰対策を掲げた民主党候補がいずれも勝利し、与党共和党候補は全敗を喫し、危機感から軌道修正を行うもの。

しかし、米国人が毎朝飲む珈琲については、中米産やベトナム産の珈琲豆は関税を撤廃したものの、ブラジル産は今回10%下げただけでまだ40%の関税を課している。

米国では9月ステーキ用牛肉価格が前年比で17%上昇、選挙で負けトランプ氏は軌道修正している。
牛肉についてもブラジル産は関税率を少し下がただけだった。牛肉は欧州や中国の需要が旺盛で、米国が50%関税によりブラジル産が減少しても、ブラジルは過去最高の輸出高を記録している。トランプはブラジル前大統領のボルソナが大好き、大統領選でルーラが返り咲き、現政権はボルソナをクーデター容疑で調べており、トランプはボルソナを無罪放免にするように要請、ルーラ政権から内政干渉だと断られ、ロシアとの取引などを屁理屈にして50%の制裁の相互関税を8月からかけられている。
結果、珈琲と牛肉価格のトランプによる自爆高騰を招き、3首長選で与党共和党が負けた原因となった。

トランプが大好きなミレイ大統領がいるアルゼンチンからの安価な牛肉の輸入については、今回、関税0となったが、米国の生産者団体は安価なアルゼンチン産を大量輸入すれば、値崩れが起こすと問題視している。米生産者団体は現在の価格は高くなりすぎているが、それはブラジル産牛肉に50%の関税をかけていることにあり、ブラジル産牛肉の対米輸出量は減っており、相場が高止まりしていることにある。
牛肉価格高騰についてトランプ゛は、賄賂のせいだとして司法当局に捜査を命令している。米国では酪農家の養牛数がこの間の飼料価格や肥料価格の高騰などから大幅に減少しており、それだけでも牛肉価格高騰の要因になっている。肉牛は3年サイクル。すぐ供給量を増やすことはできない。

14日のトランプ署名で、肝心の珈琲価格は生産量世界第2位のベトナム産や中米産の関税は0にしたものの、米国が輸入量の1/3を依存しているブラジル産は、トランプが嫌いなことから50%を40%に下げただけだった。

珈琲豆の先物相場

 

Coffee (USd/Lbs)

 

月末

 

 

23/9.

146

 

23/12.

188

 

24/3.

188

 

24/6.

227

 

24/9.

254

 

24/12.

319

 

 24/2/10.

419

 

25/3.

366

 

25/4.

390

 

25/5.

341

 

25/6.

288

 

25/7.

284

 

25/8 .トランプ価格

396

 

25/9.

374

 

25/10.

392

 

 11/13.

401

 

 11/18.

403

 

トランプのブラジル嫌いの50%制裁関税は8月から。11月40%に引き下げ。ベトナム産や中米産は関税0に変更。

 

昨年2月まで中南米など産地の天候不順による高騰。

 
 

 

2023年 珈琲豆輸入量

国連食糧農業機関版

 

万トン

米国

127

ドイツ

98

イタリア

64

日本

35

スペイン

30

ベルギー

29

フランス

22

米国はブラジルからは1/3を輸入。約45万トン、需給バランスはとれていたが不作で高騰、やっと価格が低下してきていたものの、今度はトランプが高騰させた。11月14日にベトナムなどからの輸入を無関税にしたものの、先物相場は下がっていない。品種も異なり、ブラジル産はドリップ用、ベトナム産は主にインスタント珈琲製造用に大別されている。

2023年 珈琲豆輸出量

 

万トン

ブラジル

211

ベトナム

124

コロンビア

58

ウガンダ

37

ホンジュラカ

33

ドイツ

30

インドネシア

27

↑※再輸出含む

珈琲豆生産国

 

万トン

ブラジル

340

ベトナム

195

インドネシア

76

コロンビア

68

エチオピア

56

ホンジュラス

38

ウガンダ

38

 

 

[ 2025年11月18日 ]

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