アイコン 競争激化に挑む地方流通 タイヨーHD、北薩6店と手を組む


鹿児島県内小売り最大手のタイヨー(鹿児島市)の親会社であるタイヨーホールディングスが、北薩地区で6店舗を展開するスーパーよしだ(出水市)と資本・業務提携した。少子高齢化による商圏人口の縮小や、ドラッグストア、ディスカウント業態との競争激化を背景に、地方スーパーが生き残りを模索する動きが鮮明になっている。

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今回の提携は、経営不振に陥った企業を救済する「延命策」というより、双方の強みを持ち寄る「共存型再編」と位置づけられる。北薩地域に根差し、地元客の支持を集めてきたスーパーよしだの顧客基盤に、タイヨーが有する仕入れ力や物流網、商品開発、IT投資といった経営資源を組み合わせることで、競争力の底上げを図る狙いがある。

注目されるのは、よしだの各店舗が従来通り営業を続ける点だ。地域の雇用や買い物インフラを維持しつつ、経営の効率化を進める姿勢は、人口減少下における地方流通の一つの解となる可能性がある。一方で、標準化や効率化を進める過程で、地域色や独自性をどう守るかが今後の課題となる。

地方スーパー業界では、単独経営の限界が指摘される中、同様の資本・業務提携が広がる可能性がある。今回の動きは、地域密着と規模の論理をいかに両立させるかという、地方流通再編の行方を占う試金石となりそうだ。

 

 

[ 2025年12月22日 ]
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