アイコン イオン、キャンドゥ5年間で800店以上新規出店へ、2000店舗体制に


イオンは、子会社化した100円ショップ展開のキャンドゥについて、今後5年間で800店以上を新たに商業施設などに出店し、事業拡大を図る方針を明らかにした。

イオンは、TOB=株式の公開買い付けなどを通じ、キャンドゥの株式の51%を取得し、今月5日に子会社にした。

これを受け、14日、両社の社長が会見し、現在キャンドウの全国に約1200店舗網について、グループのショッピングセンターなどを中心に、今後5年間で新たに800店以上、出店させ2000店まで拡大させる方針を明らかにした。
100円ショップをめぐっては、出店競争激化、原材料価格の上昇などで、経営環境が厳しさを増していて、両社は店舗網の拡大を通じ、規模を生かして調達コストなどを削減するほか、子ども向けの雑貨やおもちゃなどを共同で開発し、来店客の増加につなげることで相乗効果を発揮したいとしている。

イオンの吉田昭夫社長は「価格競争に終始せず、価値のある商品を開発し、若い人や、子どもたちが来てくれる店を作りたい」と述べ、キャンドゥの城戸一弥社長は「最大の経営課題は、売り上げや利益が横ばいで硬直していること。イオンの力を最大限活用し、お客様の満足度を向上させたい」と述べた。
以上、

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今後の100円ショップは、商品の話題性だろう。すでにダイソーは高価格商品をいくらでも販売している。

ただ、店舗によっては、高価格品を置いているところと置いていない店舗もあり、戦略的に商品販売しているようだ。

それにしてもキャンドゥは単純計算で1店舗当たり6100万円の年商では、家賃もかかり、なかなか利益を出せないだろう。抜本的な商品構成の見直しや、キャンドウにしかないSNSで持て囃され、集客できる商品開発が求められようか。

店舗を数多く出店し規模拡大による利益拡大の時代は終わりつつあり、効率化のシステム経営も限界がある。他力本願は最悪、消費者に満足を与える店舗作りが何より先ではないだろうか。

 


スクロール→

<キャンドウ>

連結/百万円

18/11

19/11

20/11

売上高

70,741

71,297

73,034

営業利益

1,850

1,193

1,558

経常利益

1,978

1,300

1,643

当期利益

798

325

440

総資産

25,952

28,633

28,379

自己資本

12,326

12,177

12,529

資本金

3,028

3,028

3,028

有利子負債

---

---

---

自己資本率

47.50%

42.50%

44.10%

店舗数

1,200

1店舗あたり売上高

61

 

<ライバル、業界2位のセリア>


スクロール→

セリア

非連結/百万円

19/3

20/3

21/3

売上高

170,482

181,476

200,682

営業利益

16,790

17,604

21,269

経常利益

16,857

17,683

21,357

当期利益

11,517

12,070

14,726

総資産

91,697

101,430

115,394

自己資本

67,136

75,019

85,209

資本金

1,278

1,278

1,278

有利子負債

---

---

---

自己資本率

73.2%

74.0%

73.8%

店舗数

1,742

1店舗あたり売上高

115

 

[ 2022年1月15日 ]

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