大石県政への「評価」3割弱――これは警告ではなく、もはや通知表だ!
1月4日付の長崎新聞1面トップ。
そこに躍った 「大石県政への【評価】3割弱」 という数字は、もはや一時的な不満でも、偶然の誤差でもない。
2期目を狙う現職知事が、この水準に沈む。
これは「低迷」ではなく、「末期症状」と呼ぶべき段階である。
国政に例えるなら、岸田文雄政権が完全に求心力を失った時期、
あるいは石破茂政権の不安定さをそのまま地方に持ち込んだ状態に近い評価である。
しかも、地方行政でこれなのだから、事態はより深刻だ。
忘れてはならないのは、4年前・2022年2月の知事選が、極めて異常な環境で行われたという事実である。
新型ウイルスによるコロナ禍である。
出口の見えない自粛に県民の不安と不満は募る一方だった。
そして、夜8時までの時短営業が止めを刺した。
県民の怒りと疲弊は限界に達し、その矛先は、現職だった中村法道知事に一気に集中した。
政策の是非を冷静に問う選挙ではなかった。
言い換えれば、「八つ当たりの受け皿」を探す選挙だった。

そこに現れたのが、39歳、若い、医師、そして「コロナ医療の専門家」という、
あまりにも分かりやすい“物語”をまとった大石賢吾氏だった。
だが、今となっては明らかだ。
この物語は、事実よりも印象が先に走っていた。

大石氏はたしかに医師である。
しかし、コロナ医療の専門家ではなかった。
専門は産後うつを中心とする精神科医療だ。
それ自体を否定するつもりはない。
問題なのは、県民が「何を選んだのか」すら、正確に把握しないまま投票してしまったという点にある。
怒りに任せ、肩書きにすがり、「変わるかもしれない」という期待だけで選んだ結果が、この【評価3割弱】なのだ。
そして、ここからが本題だ。
この数字は、まだ下がる。
何もしなければ、確実に下がる。

https://x.com/airi_fact_555/status/2003724837790073006?s=46&t=IryUwPlBG9AYyIHqxioS_A
理由は単純だ。
評価が低いのに、変なSNSだけに頼り、空気が変わっていない。
危機感を共有しているようにも見えない。
「説明」「対話」「修正」のどれもが、県民に届いていない。
次に起きるのは何か。
県政が持ち直す、という楽観ではない。
県民が再び「誰かを落とすための選挙」に向かう可能性だ。
4年前と同じ構図が、今度は大石県政自身に鋭く向けられている。
それが県民の暮らし満足度65%だ、その兆候が、すでにこの数字に現れている。
県民の暮らし満足度65%、中村県政終盤の暮らし満足度は75%だった。
大石県政への評価3割弱。

これは警告ではない。
通知表であり、赤点ギリギリの成績表だ。
次の選択を誤れば、今度は「期待に騙された」のでは済まされない。
長崎県民自身が、その責任を問われる番になる。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





