アイコン 丸紅が英老舗スニーカーブランド「ゴラ」買収


焦点は“復活劇”よりブランド運営の収益モデル

丸紅は、英スニーカーブランド「ゴラ(Gola)」などを展開するジェイコブソン・グループを買収した。ゴラは1905年創業の老舗で、1960〜70年代にスニーカーやサッカーシューズで人気を博したブランドだ。

近年は、ナイキやアディダスといった巨大ブランドとの競争で存在感を落としてきたが、レトロなデザインや英国ブランドとしての物語性が再評価され、欧米を中心に販売が持ち直している。ジェイコブソンによると、2024年の売上高は約3,640万ポンドで、2025年も高い成長を見込む。

 

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今回の買収で重要なのは、丸紅がゴラ単体の再生に賭けているわけではない点だ。ジェイコブソンは丸紅子会社の丸紅コンシューマー・プラットフォームUSに吸収され、複数のライフスタイルブランドを束ねて運営する体制に組み込まれる。

丸紅の狙いは、商品企画や生産、物流、EC、販売網を共通化し、ブランドを増やすほど効率が高まる仕組みを構築することにある。巨大スポーツブランドと正面衝突するのではなく、伝統やデザイン性を武器にした中堅ブランドを、商社の資金力と運営ノウハウで着実に伸ばす戦略だ。

今回のゴラ買収は、総合商社が「裏方」としてブランド事業を支え、安定的な収益源に育てていく流れを象徴する動きといえそうだ。

 

[ 2026年1月 8日 ]
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