アイコン 1月の貿易 赤字  米から原油・穀物の輸入拡大


日本の貿易収支は原油やLNGなどエネルギー系の資源高で赤字が続いているが、輸出は寅関税問題や習ヒス問題もあり、苦戦が続いている。日本の景気が良くなれば、日本企業が海外にシフトした工場からの輸入も増加し、赤字が拡大することになる。

1月は中国からの輸入が急増しているが、2月春節で1月は稼働期間が長いため輸出を強化したとも受け止められる。過剰生産でダンピング輸出が横行、物価高・消費不況の日本の商社が安値に飛びついた可能性もある。
内需不振で経済を悪化させている中国は、生成AI+AI半導体+人型AIロボットが大ブームであり、春節では秧歌(ヤンコー)を踊り子と一緒に踊り仰天させた。そうしたロボット関連の製造機械や部品部材の日本からの輸入も拡大したものとみられる。すでにこうした人型AIロボットの貸し出し価格は日本円で1日30万円以上が今では10円台まで落ちるという大量生産時代に入っている。
(中国では一人っ子政策の反動から労働人口の減少に見舞われ、ロボットによる代参が急浮上している。しかし、足下では、外需は利益は出ず、内需は不振で、外食や販売、工場労働に需要が高い若年労働者の失業率は16.5%と高止まりが続いている)

基地外トランプの米政権からは5,500億ドル(84兆7千億円/154円)も投資の約束をさせられたうえ、関税を15%もかけられ、そのうえで米国産の高い製品の購入を命じられている。
盲目的米追従主義の結果でもあるが、1990年のバブル期以降米国によるこうした事態は何回も繰り返され、そのたびに米国から日本の産業の芽さえ刈り取られ日本経済は弱体化し続けてきている。

★米国への輸出増加:
建設用・鉱山用重機35.3%増、
輸出減少品目:医薬品▲70.5%減、自動車▲9.9%減、金属加工機械▲38.4%減

●輸入増加品目:
 原油759.6%増、非鉄金属鉱181.5%増、穀物類26.7%増
輸入減少品目:医薬品▲42.6%減

★中国への輸出増加:
半導体等電子部品51.7%増、プラスチック37.1%増、原料品64.3%増、
●輸入増加品目:
 半導体等電子部品58.7%増、石油製品80.9%増、パソコン及び周辺機器5.0%増
輸入減少品目:衣類▲14.2%減

 

 

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スクロール→

 20261月の貿易統計 /財務省/億円

 

輸出

前年比

輸入

前年比

収支

前年比

総計

91,874

16.8

103,401

-2.5

-11,526

-58.0

米国

14,620

-5.0

10,950

3.0

3,669

-23.0

中国

15,497

32.0

26,334

0.6

-10,836

-24.9

香港

6,890

73.1

168

6.4

6,721

75.9

台湾

7,106

35.3

5,233

19.1

1,872

118.4

韓国

6,112

10.8

4,008

-4.2

2,104

57.9

ASEAN

13,544

9.3

16,136

-4.7

-2,592

-42.8

EU

8,473

29.6

10,497

-0.7

-2,023

-49.8

英国

1,579

22.5

1,028

-20.2

551

659.0

オーストラリア

2,003

9.6

6,278

-13.3

-4,275

-21.1

中東

3,914

19.3

10,364

-14.5

-6,450

-22.6

メキシコ

1,408

-1.2

840

0.1

568

-3.0

ブラジル

518

4.3

1,245

-1.3

-727

-5.0

その他

10,210

 

10,320

 

-108

 

 


スクロール→

20261月、輸出品の状況

輸出

億円

構成

前年比

総額

91,874

100.0

16.8

食料品

1,063

1.2

31.3

原料品

1,626

1.8

22.6

鉱物性燃料

1,696

1.8

20.4

化学製品

9,836

10.7

8.1

 有機化合

1,646

1.8

-7.6

 医薬品

1,099

1.2

-23.6

 プラスチック

2,755

3.0

17.8

原料別製品

9,274

10.1

9.0

 鉄鋼

2,974

3.2

-10.7

 非鉄

2,578

2.8

36.0

 金属製品

1,135

1.2

17.3

一般機械

14,656

16.0

14.3

 原動機

2,278

2.5

12.2

 半導体製

3,156

3.4

9.6

電気機器

15,615

17.0

27.3

 半導体電子

6,197

6.7

39.2

 (IC)

4,638

5.0

39.2

 電気計測

1,638

1.8

25.4

 電気回路

1,828

2.0

22.9

輸送用機器

18,441

20.1

0.8

 自動車

13,113

14.3

0.4

 (乗用)

11,830

12.9

-0.4

 自動車部品

2,572

2.8

1.4

 船舶

1,709

1.9

-6.8

その他

19,662

21.4

39.4

 科学機器

2,247

2.4

21.6

 

   輸出額は円安で増加しているが、本来あるべき円安で価格競争力が出ているわけではなく、

円安で輸出額が水膨れしているに過ぎない。水膨れに騙され、国策を大きく見誤っている。

大企業の製造業は利益を出すため不正はしても、新規開発投資や新規国内工場投資、生産性の向上などの投資を行わず、競争力もなくし、中国や韓国勢に駆逐され続け、製造業自らが国内産業を衰退させ続けている。

物価高騰対策は、消費税減税ではなく、賃金上昇と為替是正が必須であり、生産性向上の投資さえしないサラリーマン経営者たちの大手製造業の尻に火を付けない限り、さらに衰退し続けることになる。堺の包丁だけでは飯は喰えない。


スクロール→

輸出入額推移 原数/億円

為替

 

輸出額

前年比

輸入額

伸び率

差し引き

IMF

2019

758,787

-6.0

771,724

-6.3

-12,937

109.00

2020

694,854

-8.4

684,868

-11.3

9,986

106.77

2021

830,914

21.5

848,750

24.8

-17,836

109.75

2022

981,736

18.2

1,185,031

39.6

-203,295

131.49

2023

1,008,730

2.7

1,103,951

-6.8

-95,221

140.49

2024

1,070,875

6.2

1,127,159

2.1

-56,284

151.36

2025

1,104,447

3.1

1,130,932

0.3

-26,485

149.65

 


スクロール→

日本の輸出入 最近の月別推移  /億円

 

輸出

前年比

輸入

前年比

差引

前年比

25/1.

78,651

7.3

106,069

16.2

-27,418

53.0

25/2.

91,901

11.4

86,046

-0.9

5,855

-

25/3.

98,526

4.0

92,983

1.8

5,543

61.2

25/4.

91,571

2.0

92,855

-2.2

-1,284

-75.1

25/5.

81,345

-1.7

87,769

-7.7

-6,424

-47.8

25/6.

91,626

-0.5

90,150

0.2

1,476

-31.5

25/7.

93,594

-2.6

94,826

-7.5

-1,232

-80.8

25/8.

84,258

-0.1

86,759

-5.5

-2,501

-66.4

25/9.

94,132

4.2

96,557

3.0

-2,425

-27.3

25/10.

97,662

3.6

9,998

0.7

87,664

-53.6

25/11.

97,094

6.1

93,983

1.4

3,111

-

25/12.

104,082

5.1

102,947

5.2

1,135

-5.7

26/1.

91,874

16.8

103,401

-2.5

-11,527

-58.0

 

 

[ 2026年2月21日 ]

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