アイコン 西鉄 水郷柳川駅前再開発 駅前にどんこ船乗り場 来年6月オープン


西日本鉄道は、福岡県、柳川市と協働で取り組む「西鉄柳川駅周辺整備事業」のうち、同社が企画・整備を担当する「にぎわい交流施設」を今年4月着工する。

「にぎわい交流施設」には、宿泊施設と商業施設、観光案内所が入る予定で、訪日外国人観光客に配慮して日本らしさを強調した長屋風の外観に仕上げる。
オープンは2027年6月予定。

施設前には福岡県、柳川市と連携し、柳川名物の掘割を引き込み、川下りのどんこ舟乗船場を整備する。
にぎわい交流施設は、鉄骨2階建て延べ約1,500平方メートル。
1階に飲食店など商業施設と観光案内所、2階に宿泊施設を入れるほか、西鉄で到着した観光客らが施設前からどんこ舟で掘割を遊覧できるよう乗り場を官民一体で整備する。

地域の住民が買い物などで集まる拠点とも位置づけ、柳川市や筑後地方の工芸品を取り入れるなどして多くの人に親しまれる空間を目指す。

柳川市は筑後地方の主要都市で、人口約6万人。市内を掘割が縦横に流れて水都と呼ばれ、「川下り」の「どんこ舟」が観光の目玉になっている。
福岡市から西鉄天神大牟田線で約45分の場所に位置し、2024年には訪日外国人観光客約21万人を含む約120万人の観光客が押し寄せた。
 
しかし、多くの観光客がバスやマイカーで市内に立ち寄るだけで、宿泊客や駅の利用者が伸びていない。
このため掘割の引き込みを福岡県、広場の整備を柳川市、にぎわい施設を西鉄が受け持ち、西口を水都の玄関口にふさわしい柳川観光の出発点に変える。

西鉄は福岡県や柳川市と連携して西鉄柳川駅周辺の整備事業を進めており、2015年に第1期事業として駅舎のリニューアル、東西駅前広場と自由通路の整備をした。
にぎわい交流施設などの整備は第2期事業となる。

 

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<柳川は観光地か、筑後地方一帯の観光>
柳川市は立花藩の城下町、お殿様の松濤園、元々立花藩は大分・大友氏の重家臣の吉弘氏の長男、戦いに明け暮れ、多くの地を平定し、たどり着いたのが福岡市の立花山で居城、北部など隣接する大内氏や毛利氏の勢力下にあった宗像氏と対峙していた。

豊臣氏の時代に入り、島津の大軍勢を立花山で迎え撃ちして死守、豊臣氏からご褒美を賜り筑後3国を与えられ、柳川に13万石の藩を構えた。朝鮮征伐では明軍に対して先鋒を務め、名を轟かせ、李瞬臣とも海戦を交えたとされる。

立花宗茂公は関ケ原の戦いでは西軍、東軍の徳川方が大勝利、福島磐城の小藩に左遷された。その後、柳川藩に復帰を許された(徳川方から、元の居城に復帰を許されたのは立花宗茂公のみだった)。立花2代目には伊達政宗と徳川の血を受け継ぐ鍋子(地元では仙台の奥様の呼称)が継室として嫁入り、当時の輿入れの品々も「お花」で見学することができる。(伊達政宗は宗茂と同じ歳)
立花の殿様は有明海の干拓や掘割の整備に尽力。柳川地方には「柳川の殿様の破れべこ、糸がない」と20字の数え歌が残るほど、貧乏だったようだ。

・・・柳川を核に新型の一大観光地創出を・・・
有明の干潟・干拓地、城下の掘割・へそ栗山(城跡)、川下り、水天宮・三柱神社、おにぎえ、お花、白秋生家、お雛様・手毬などなど・・今に残る。
沖の端(柳川市)の七騎の幽霊伝説(平家の残党)もある、
大川では木工祭、お風浪さん、大牟田の大蛇祭りも勇壮。
みやま市には平家のお姫様が入水自殺したとされる七ろうさんの滝、
唐から帰国した最澄の創建とされる清水寺(開祖は弟子の円仁)、観音像、三重塔、雪舟作の本坊庭園も残されている。
築後地方は、磐井氏の墳墓300基、以前、卑弥呼との関連がささやかれた3キロに及ぶ女山神籠石群など観光資源は山と眠っている。

食は鰻のせいろ蒸し、以前から堀割や筑後川・矢部川などで採れ、蒸籠蒸しは格別、ウナギの骨フライやはらわたの吸物、ムツゴロウ、ワラスボ、など食にもことかかない。
ただ、川下りと鰻で満足して帰る観光客が多く、地域一帯での回遊観光コースも必要となっている。

JR九州七星の組子で有名になった大川市は元々一大家具産地、八女の茶、山川のミカン、有明海の海苔、あさりなど、コメ・麦・イ草・野菜・イチゴなど園芸農家も多く、果物の生産も盛んであるが、有機的な結びつきは限られている。柳川温泉も船小屋温泉もある・・・。
以上、柳川・筑後地方の観光資源を羅列してみた。

歴史的町並みと掘割が融合する柳川は、川下りなどの体験やうなぎをはじめとしたグルメが
人気の観光地。
人口6万の柳川市に2024年には観光入込客数が約 121万人、うち外国人観光客は約 21万人と、国内はもちろん、アジアを中心とした海外からも多くの観光客が訪れている。
 今回、当社が企画・整備を行う施設は、西鉄柳川駅西口「西鉄からたち名店街」跡地に立地
する、南北約80m・2 階建ての和モダンな雰囲気の長屋風建物。地域民から観光客まで、幅広く利用できる観光案内所、物販や飲食、宿泊機能などを導入する計画で、オープンは 2027 年 6 月を予定している。

当社は、西鉄柳川駅を沿線の重要な観光拠点のひとつと位置づけ、地域と連携し「西鉄柳川
駅周辺整備事業」に取り組んでいます。2015 年には、第 1 期整備として柳川市との協働により当駅の東西駅前広場・東西自由通路の整備、駅舎のリニューアルを実施した。

2019年からは、第2期整備として福岡県も加えた3者で当整備事業に着手しており、柳川のシンボルである掘割を駅前まで引き込むとともに、舟の乗船場、水辺空間と一体となった広場や「にぎわい交流施設」を官民連携で整備予定。

西鉄では、本事業への参画を通じて、西鉄柳川駅前を水郷・柳川の玄関口に相応しい交流拠
点とすることで、にぎわい創出や地域の活性化に貢献していくとしている。

観光協働が3者だろうと4者だろうと、別途、観光のプロのプロデューサーやコーディネーターが必要、
また計画がブレないように市や県などの官庁の人的拠出や長期協定も必要だろう。
今回開設予定のにぎわい交流施設は単に点でしかなく、線から面への広がりが求められてくる。こうした拠点があるのかないのかの違いはおおきい。

<駅ににぎわい交流施設開場へ>
【所在地】 福岡県柳川市三橋町下百町38、46-2
 (西鉄電車柳川駅前)
【施設計画】
1階:観光案内所、店舗(物販、飲食などの予定)
2階:宿泊施設
【スケジュール(予定) 】
着工:2026年4月
開業:2027年6月

【施設コンセプト 】
● 「水都柳川の新・縁日広場 The FESTIVAL WATERWAYS」
●県外・海外観光客に向けて柳川・筑後の魅力を存分に発信する“観光地としての非日常感”と、地域住民も足を運びたくなる“ちょっと素敵な日常感”が融合する。
●筑後の食材や工芸品などを編集してつくりだす、柳川(筑後)の新しい魅力の発信
●柳川を訪れる来街者の高揚感を揺さぶる場所
●まちの人々に日常的に愛され親しまれる空間
※ 縁日…宗教的なもの、伝統的な日本のイメージではなく、地域内、地域外の人々が集まってくるにぎわい、交流の場のイメージを示す
【建物概要】 構造:鉄骨造2階建
建築面積 :941㎡(285坪)
延床面積 :1,500㎡(454坪)

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[ 2026年2月25日 ]

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