アイコン 「議長のイスは誰のものか」 -- 外間議長問題 第二弾


外間議長

3月30日。県議会最終日。
ついに県議会が動きだした模様だ。
ここまで来ると、問題は外間議長一人の進退ではない。
議会そのものが、自分たちの看板を守る気があるのかどうか、という話になってきた。
2月6日の教育功労者表彰式への欠席。
本来なら、知事か議長が表彰状を授与する。
これは形式ではなく、「県として敬意を表する」という意味を持つ場だ。
しかし、その場に議長はいなかった。

 

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しかも、ただの欠席ではない。
議会に事前連絡も相談もなし。代理の調整もなし。
そして議長は、その時間、佐世保で何をしていたか。
知事選挙で、特定候補の応援演説のマイクを握っていた。
ここが、この問題の核心だ。
欠席したことが問題なのではない。
議長としての職責を果たすための段取りを、何一つやらなかったことが問題なのだ。
もし「公務で出られない」と一言あれば、文教厚生委員会の中村泰輔県議が議長代理として出席し、表彰状を授与することもできた。
つまり、やろうと思えば、議会の体面も、式典の格式も、守る方法はいくらでもあった。
それをやらなかったことが一番の問題だ。
議長という立場は、46人の県議の上に座るイスではない。
46人を代表して、議会という組織の「顔」になる席である。
特に知事選のように、政治的に真っ二つに割れる局面では、本来、最も前に出てはいけない人が議長なのである。
中立であること。これが議長という役職の存在理由だからだ。
それにもかかわらず、議長のまま選挙の最前線に立った。
これは「うっかり」では済まされない。
立場の意味を分かった上でやったのか、分からずにやったのか。
どちらにしても問題は重い。
しかも結果として、応援した候補は落選した。
ここがまた象徴的である。
議会の威信を背負って選挙応援に出て、議会の威信を使い、そして負けた。
後に残ったのは、「議長が中立を捨てて選挙に入り、しかも負けた」という事実だけだ。
議会の信頼というのは、こういう一つ一つの積み重ねで削れていく。
大きな事件で壊れるのではない。
こういう「まあいいか」で壊れていくのである。
そして今日、3月30日。県議会が動く。
賛成か、反対か。
この採決は、外間議長個人の評価を決める投票ではない。
県議会という組織が、自分たちのルールを守る組織なのか、それとも守らない組織なのか、それを自分たちで決める投票である。
議長を守るのか。議会を守るのか。
その選択の日が、今日だ。
そして県民は、静かに、そして冷静に、その結果を見ている。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2026年3月30日 ]
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