アイコン 再びジリジリ上昇の原油 最後通牒さらに10日間延長 ヘグセス・ネタニヤフやる気満々


3月27日に迫った最後通牒の電力インフラへの攻撃、トランプ氏は、米東部時間4月6日午後8時までエネルギー施設への攻撃を一時停止するとSNSに投稿した。
(攻撃そのものは続いている。特にイスラエルはイランに対して現在猛空爆中)

原油価格は交渉開始により、20日の98ドル台から早期終結を期待して23日には一時84ドル台まで下げた。しかし、アメリカ側の要求の厳しさやイラン側の逆提案内容も伝わり、早期解決は無理とみて、最後通牒が5日間延期された27日に迫り、再び95ドル台まで上昇していた。
今回再々度、最後通牒を延長し、10日日間延期したが、原油価格はほとんど変わらず日本時間27日午前08時30分現在93ドル台で推移している。

トランプ米大統領が複数の側近に対し、イランでの戦争の長期化は避けたいと、ここ数日間に伝えていたことが分かったとWSJが報じている。
トランプは今後数週間で紛争を終結させることを希望しているという。
開戦から1ヶ月を過ぎる中、トランプはイラク戦争が最終段階であることを内密に側近らに説明し、これまでに公言した4~6週間の戦闘期間を守るように指示したという。
 
こうした事情を知ってかイスラエルは、26日現在イランの工場などに対して見境なしに最大限の攻撃を行っている。殺人リストを作成しており、モサドがイラン内に張り巡らしたスパイ網からの情報に基づき、要人殺害も大規模空爆に絡めて実施している。米国はイスラエルの殺人リストを承認している。

ネタニヤフ→FOXマードッグ→ヘグセス→トランプの流れで最終的なイラン奇襲攻撃は2月28日に実行に移された。
その勢いは、急襲攻撃でテッペンや多くの最高幹部クラスを殺害してしまった。イランはびっくらこいて降参すると思ったのは単細胞のトランプ、イランが反撃に出て、シナリオにない世界に突入、すべて狂ってしまい、結局、収拾がつかなくなってしまった。
 
このまま突き進めば、イランはすでに壊滅的に破壊されており、最後はザグロス山脈に隠した弾道ミサイルによりも湾岸諸国に対して、破滅的な攻撃がイランからもたらされることになる。

 

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迎撃ミサイルも攻撃ミサイルも不足
米軍は迎撃ミサイルを当初から世界中の米軍基地や配備国から寄せ集めたものの、イランの大量のドローンとミサイルでの攻撃にすでに不足してきている。
NATO間でウクライナ供与が決定している米製の攻撃用ミサイルでさえ米国は取りやめ、中東に配備する計画を公表している。欧州NATO国は米国に対して宦官化しており、文句の一つも言わないのだろう。

イスラエルは米が協力して製造している最新のアロー3を使用しているが、それも足りなくなり、田舎では性能が落ちる迎撃ミサイルを使用したものの何ヶ所も迎撃に失敗し着弾し、迎撃に失敗している。
アロー3の発射装置は米PAC3と共用であり、イスラエルはPAC3を米国へ補充要請しているが、米本土自身が最低限まで在庫を落としており、イスラエルへの補充は難航しているという。
PAC3は米レイセオン社製、年間生産本数は800本とされている。
アロー3は昨年6月のイラン×イスラエル12日間戦争で、PAC3はウクライナ戦で大量消費しており、生産量からしていくら寄せ集めても在庫には限りがある。

韓国はUAEにアーク部隊を駐留させており、今般のイランの攻撃に対する迎撃で、韓国製天弓2迎撃ミサイルが優秀な成績を収めたと自画自賛している(開発意欲が日本の10倍以上あり、瞬く間に兵器の性能も日本は抜かれている。すでに親方日の丸の日本製は、韓国製に対して価格面も性能面も太刀打ちできないところまできている。日本は大口が叩けるほどの圧倒的迎撃兵器や装甲車を自前で用意すべきだ)。

米の15項目の停戦条件案ついて、
イランは正式にイランの停戦条件を仲介国(パキスタン側)へ提出したという。
その内容について、イランは現在、米国側の対応を待っているという。
①敵による攻撃と暗殺の停止を要求
②戦争が繰り返されないことを保証する具体的な条件提示を要請
③補償および戦争賠償保証
④戦争終結は、地域全体のすべての戦線および紛争に関与するすべての抵抗勢力を対象に実施されなければならない
⑤ホルムズ海峡に対する主権の行使は、現在も将来もイランの当然かつ合法的な権利であると表明
米国のイランが交渉を求めているという主張は、単なる3度目のまやかしに過ぎない

★ 米が話にならんと決裂・離脱すれば、
最後通牒は3月22日に48時間を設定、27日までの5日間延期、4月4日までの10日間延期

米国が次に狙う攻撃先は
①イランの電力インフラの全滅攻撃
②280万バレルの原油積出のカーグ島占領
③ホルムズ海峡の軍事力による封鎖解除
(9千万人イランを全滅させない限り不可能に近い)
④上陸作戦の用意もしている(トリポリ、ボクサーなどは戦闘機を持つ上陸用舟艇を搭載した空母級の揚陸艦)
⑤最後はトランプ核爆弾でも投下しない限りイランは降伏しない。

これに対して窮鼠状態のイランは
①湾岸諸国の電力インフラへの攻撃
②湾岸諸国の海水淡水化プラントへの攻撃
③湾岸諸国の原油・天然ガス施設への攻撃
④ペルシャ湾内のタンカー攻撃(カーグ島の占領での対抗手段)
⑤紅海の南入口のバブ・エルマンデブ海峡での船舶攻撃、実質、紅海の南出口封鎖(カーグ島の占領での対抗手段)/イエメンフーシ派参戦。
をほのめかしている。

イエメン・フーシ派参戦へ
紅海(全長2250キロ)の南出口を陣取るイエメンのシーア派系フーシ派はイラン戦争で沈黙しているが、ガザ戦争ではイスラエル関連の船舶への攻撃やイスラエルに対してドローンやミサイル攻撃を実施していた。(イラクもそうだがイランのペルシャ人とアラブ人という人種の違いがある)
 イエメンのフーシ派はイスラエルと米国から集中爆撃され大損害を出したが、その後は大型タンカーや大型船は南ア喜望峰経由になっていることからも、フーシ派による船舶攻撃は生じていない。(今回、紅海での日・韓のタンカー等の商船が、イランが言う敵国および敵国協賛国の船舶とみなされればフーシ派の攻撃対象となり、そうでなければ日韓のタンカーはヤンブーで原油を積み込み帰国できる)
 
日本がサウジの紅海側のヤンブーからの原油積み込みによる現在の運航は、フーシ派が実質紅海南出口を封鎖すれば不可能となる。航行しても攻撃されるリスクが非常に高くなる。

紅海やアデン湾にはソマリアの海賊対策により、その後はフーシ派対策として欧米日韓などの軍艦が商船を警護している。
空母フォードの打撃艦隊(5隻余り)は紅海に陣取っている。
しかし、空母フォードは火災でギリシャへ離脱。しかし、打撃艦隊の軍艦は紅海にとどまり、イランへの攻撃参加や原油積出港のヤンブーの警護などに当たっている。

紅海封鎖は世界経済にとってアジア-中東-欧州間は、南ア喜望峰経由となり、大きな負担となる。

ゲームチェンジャーの鍵は今やトランプではなく、ヴァンスやイランが持っているようだ。

行き当たりばったりのイラン戦争
あらゆることを想定して戦争は仕掛けるべきだろうが、ゲーム感覚のトランプヤヘグサスにはそうした緻密さは皆無、想定外の反撃にあい、特にトランプは物価も経済も中間選挙も気になり、右往左往している。

孫氏の兵法やイスラムの殉教くらい理解したうえで、中東で戦争したければ仕掛けろと言いたい。
窮鼠虎を嚙んでしまい、それもスッポンのように虎を離さなくなっている。

トランプのプライドなど知る由もなく、自分のケツは自分で拭きなはれ、ただ悲劇はうんざり、早期の終戦が望まれよう。
このままの状態で終戦し、イランが核開発を停止し、米がイラン制裁を解除すれば、イランは今回破壊された復興資金もエネルギー販売により何とかなるだろう。

2015年10月、イランは欧米などと核合意、
それをトランプは2018年5月一方的に離脱して破棄し、イランに対して強力な制裁を課した。

今回もオマーンの王様が仲介して米の中東特使や娘婿のクシュナと核協議の交渉中に、トランプは一方的にイランを急襲攻撃、テッペンや大臣ら大幹部たちを根こそぎ殺ってしまった。
治安や外交のベテラン最高幹部も表立って、TVに出たりしていたことから、空爆で暗殺された。

トランプ自身が、イランが親米政権にならない限り、攻撃は終わらず、反米の政治家や宗教家は全員殺害すると豪語し始めているイラン戦争でもある。現在も撤回していない。

今になって交渉しようにも、イラン側の交渉相手さえわからない。モスクワ入院説もある新最高指導者はどこにいるのかさえ不明。

米国とイスラエルの恐怖の諜報機関が、表に出てくる大物は即殺害する可能性は否定できない。トランプはモサドに殺させ、米国は知らなかったといつもの通りとぼけること必至。
そんな相手と誰が交渉できようか。

さらに、歩兵上がりイラク帰還兵で多くの家庭内暴力スキャンダルを抱えるヘグセスの米軍を、中東に侍らせていては、誰もまともに交渉さえできようか。

トランプ1政権では保守の長老たちを取り込んでいたが、2政権ではお友達ばかりを侍らせ、まともに意見する人物など皆無。ヴァンス副大統領さえ「刑務所にいきたくない」としてイラン戦争については多くを喋らず口を閉ざしている。これが独裁者トランプの現実だ。

<トランプは交渉相手とすべき相手を殺害>
2月28日、最高指導者ハメネイ師
+安全保障担当顧問のアリ・シャムハニ氏、
+革命防衛隊のモハンマド・パクプール司令官、
+アジズ・ナシルザデ国防相
3月17日、国防・外交政策全般統括組織のラリジャニ事務局長(故ハメネイ師の最側近、現在の最高実力者だった)
+民兵組織バスィージのゴラムレザ・ソレイマニ司令官
3月18日、エスマイル・ハティブ情報相
3月20日、革命防衛隊のナイニ報道官
3月26日、革命防衛隊のタングシリ海軍司令官
これほどイラン高官が次から次に殺され続けたら、誰が表に出てこようか。

パキスタン考
パキスタンは盟友の中国から限りなく離れ米国へくっつく動きを取っている。
昨年5月、印パ衝突でインド軍を蹴散らしたムニール陸軍司令官は、トランプが称賛してホワイトハウスへ招聘。帰国後、異例の元帥に就任していた。
(空中戦ではパ軍の中国製戦闘機がインド軍の仏製ラファール戦闘機3機含む5機を撃墜し、パ軍の圧倒的勝利に終わっていた)
その後ムニール氏は、中国へ行く予定だったようだが、中国から拒否されたとのニュースも流れていた(真偽不明)。
結局、パキスタンは中国による借金の漬物国となり利息も支払えず(数年前)、中国が利息の元金組み込みを嫌々ながら認めた経緯があるほど、財政は苦しく、IMFの常連国となっている。

パキスタンは新たなインフラ投資金の中国からの借り入れもできず、毎年大規模自然災害も発生し、経済は低迷したままとなっている。インフレ率は7%、金利も低下したものの10%と高い。
トランプはインドとうまくいっておらず、今回仲介を主導しパキスタンにとって米はじめ西側から投資を呼び込む絶好の機会とみているようだ。米にしてもパキスタンを中国から離別させる絶好の機会ととらえているのだろう。
そのパキスタンは現在アフガンと戦争中だが、パキスタンが軍事力で圧倒しており、アメリカとイランのような戦いをしている。

そうしたパキスタンは25日、米国に対して、イランのガリバフ国会議長とアラグチ外相の2人を殺人リストすら外すように要請し、除外するという確約がイスラエルも含めなされたという。・・・この2人も殺人リストに入っていたようだ。
トランプはイランが15項目の一つも受け入れず、イランの降伏以外受け入れられないという立場を再確認したようだ。イランにとって幹部たちは殺されるリスクがあり、交渉の場でさえ危なく、交渉のテーブルに着くことはしないだろう。
米国は交渉期間中は全面停戦でもすれば別だろうが・・・。この間もイスラエルは激しくイランを攻撃している。

 

[ 2026年3月27日 ]

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