≪梅本けいすけタイムス≫ その政治、順番が違うんじゃないか。

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国の予算が決まらず、暫定予算でしのぐ。この言葉がニュースで当たり前のように流れる状況に、私たちはもう少し違和感を持つべきではないだろうか。
本来、予算とは国の意思そのものであり、国民生活の土台である。その土台が定まらないまま政治が進んでいくというのは、家で言えば設計図が決まらないまま工事を始めるようなものだ。
その一方で、憲法改正の議論は「急ぐべきだ」という声が上がる。もちろん憲法の議論は重要だ。しかし、今この瞬間に優先すべき課題は何なのか。物価は上がり続け、実質賃金は伸び悩み、地方は厳しい財政の中でやりくりを続けている。まず政治が向き合うべきは、日々の暮らしと地域の現実ではないのか。
国が決めきれないことのしわ寄せは、最後には地方に回ってくる。交付金が足りなければ地方が借金をする。事業を維持するために自治体が負担を背負う。現場は「決まったこと」に従うしかない。だが、その決まるまでの混乱の影響を受けるのも、また現場である。
長崎も例外ではない。人口減少、物価高、老朽化するインフラ、増え続ける社会保障費。どれも待ったなしの課題だ。国の動きを見ながら判断するだけでいいのか。それとも、市民の暮らしを守るために、地方として言うべきことを言い、決めるべきことを決めるのか。
政治の優先順位をどこに置くのか。その選択ひとつで、国の形も、地方の未来も変わる。大きな議論をする前に、まず足元の暮らしを安定させること。それこそが政治の最も基本的な役割ではないだろうか。
長崎市民の皆さんは、どう考えるだろうか。
長崎市議会議員 梅本けいすけ





