大林組、西海建設、高瀬建設JVの行方!その②
大村市新庁舎建設工事、最注目JVの『組み合わせ』を読む。
令和8年5月28日に公告された大村市新庁舎建設工事。
この入札において、いま最も熱い視線に晒されているJVが、大林組・西海建設・高瀬建設JVであることは、衆目の一致するところである。
もちろん、まだ落札業者に決まったわけではない。
しかし、公共工事の世界では、公告が出た瞬間から勝負は始まっている。
いや、正確に言えば、公告が出る前から、誰がどこと組むのか、どの大手ゼネコンが代表者になるのか、地元業者はどこが入るのか、その“組み合わせ”をめぐる水面下の動きこそが、本当の勝負である。
どんなかハプニングがあるか分からないのが入札である。
今回の大村市新庁舎建設工事は、単なる建築工事ではない。
市民の税金を使って、これから何十年も大村市の顔となる新庁舎を建てる一大事業である。
当然、施工能力、技術力、実績、経営基盤、そして地元経済への波及効果が厳しく問われる。
その中で、まず名前が挙がるのが大林組である。
鹿島建設と並び、日本を代表するスーパーゼネコンの一角を占めている。
大規模建築、免震構造、公共施設、庁舎建設において、技術力と実績は申し分ない。
大林組が代表者となるJVであれば、形式上、施工能力という点では文句の付けようがない。
だが、ここで市民が見るべきは、大林組の名前の大きさだけではない。
問題は、その大林組が、なぜ西海建設、高瀬建設と組むのかである。
西海建設は長崎県内の有力建設業者であり、あの、八代市の市庁舎入札で不祥事を起こした前田建設の筆頭協力会員でもあり、前田建設仕込みの営業力には定評がある。
今、長崎県発注の浦上ダム浚渫工事の入札を巡っては『官製談合』ではないかと長崎県議会の委員会では物議を醸すなど、今、最も注目されている企業でもある。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





