アイコン 【地経リサーチ】岩手県閉店情報 盛岡駅フェザン3店、久慈では全国チェーンの撤退続く


岩手県内で2026年夏以降、店舗や宿泊施設の営業終了が相次いでいる。盛岡市では長年営業した飲食店に加え、盛岡駅ビル「フェザン」で8月末に3店舗が閉店する。久慈市ではTSUTAYA、アベイルに続き、マックハウスも閉店セールを実施しており、全国チェーンの撤退が目立っている。

2026年8月14日時点で確認できた主な閉店・営業終了をまとめた。

 

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地域 店舗・施設 閉店・営業終了 内容
久慈市 TSUTAYA久慈店 7月12日 店舗側が閉店を告知
北上市 アモーラエイカ 7月14日 さくら野百貨店北上店1階
久慈市 アベイル久慈店 7月20日 しまむらが退店店舗として公表
盛岡市 ふじた 7月31日 1967年開業の老舗食堂
北上市 ジャンルネ 7月31日 さくら野百貨店北上店2階
県内5カ所 ジェームスブランド 7月31日 盛岡インター、西バイパス、矢巾、久慈、宮古でブランド展開を終了
盛岡市 食肉市場 肉の横沢 8月30日 盛岡駅フェザン
盛岡市 Zona ITALIA MORIOKA 8月30日 みたけのイタリアンレストラン
盛岡市 お弁当のかどや 8月31日 盛岡駅フェザン
盛岡市 本わらび餅 ちゃちゃちゃ本舗 8月31日 盛岡駅フェザン
北上市 ゴールデンベア 9月2日 さくら野百貨店北上店2階
盛岡市 韓国家庭料理 孫家 9月23日 大通の韓国料理店
久慈市 マックハウス久慈店 9月23日まで閉店セール 6月19日から閉店セールを実施
釜石市 ホテルフォルクローロ三陸釜石 10月30日宿泊分まで 来春にリニューアルし営業再開予定
花巻市 ホテルフォルクローロ花巻東和 11月29日宿泊分まで 1998年開業

盛岡駅フェザン、8月末だけで3店舗が閉店

県都・盛岡では、盛岡駅ビル「フェザン」の動きが目立つ。フェザンの公式発表によると、「食肉市場 肉の横沢」が8月30日、「お弁当のかどや」と「本わらび餅 ちゃちゃちゃ本舗」が8月31日に閉店する。わずか2日間で3店舗が営業を終了することになる。

盛岡市みたけ5丁目のイタリアンレストラン「Zona ITALIA MORIOKA」も8月30日をもって営業を終了する。同店は2023年にオープンしており、開業から約3年での営業終了となる。

一方、盛岡市茶畑では、1967年に開業した食堂「ふじた」が7月31日で閉店した。約59年にわたり地域で営業を続けてきた老舗が姿を消した。

さらに大通2丁目の「韓国家庭料理 孫家」は9月23日で閉店することを店舗側が発表している。系列店については営業を継続するとしている。

久慈市ではTSUTAYA、アベイル、マックハウス

県北の久慈市では、全国チェーンの営業終了が続いている。

「TSUTAYA久慈店」は7月12日に閉店。続いて衣料品チェーン「アベイル久慈店」が7月20日に営業を終了した。運営するしまむらは、月次の出退店情報で同店を退店店舗として公表している。

さらに「マックハウス久慈店」では、店舗情報によると、6月19日から9月23日までの日程で閉店セールを実施している。

このほか、カー用品店「ジェームス」も7月31日、トヨタカローラ岩手の店舗内で展開していた久慈店を含む県内5拠点でブランド展開を終了した。

ただし、これはトヨタカローラ岩手の店舗そのものの閉鎖ではない。ジェームスの発表では、カーライフ関連サービスについては引き続き提供するとしている。

北上市では百貨店内の3店舗が相次ぎ終了

北上市の「クラソ・プレイス北上 さくら野百貨店北上店」でも、テナントの営業終了が続いている。

1階の婦人靴「アモーラエイカ」が7月14日、2階の婦人服「ジャンルネ」が7月31日に営業を終了。さらにファミリー衣料の「ゴールデンベア」が9月2日で閉店することが施設側から発表されている。

短期間に複数の売場が営業を終える形となっているが、施設全体の閉館ではなく、さくら野百貨店北上店は営業を継続している。

JR東日本系ホテルも2施設で営業終了

小売店だけでなく、宿泊施設にも動きがある。

「ホテルフォルクローロ三陸釜石」は10月30日の宿泊分をもって、いったん営業を終了する。2015年の開業から約11年となる。

ただし完全閉館ではなく、ホテル側の発表では、来春にリニューアルして営業を再開する予定としている。

一方、花巻市東和町の「ホテルフォルクローロ花巻東和」は11月29日の宿泊分をもって営業を終了する。同施設は1998年に開業しており、約28年間営業してきた。

「閉店ラッシュ」と一括りにはできず

今回確認できた営業終了は、盛岡市、久慈市、北上市、釜石市、花巻市など県内各地に広がっている。

ただし、その内容は全国チェーンの店舗撤退、商業施設内のテナント入れ替え、長年営業してきた個人店の閉店、ホテルの営業終了や改装などさまざまだ。

各社・各店舗が閉店理由を明らかにしていないケースも多く、人口減少や物価高、人手不足など特定の要因を一律に結び付けることはできない。

それでも、久慈市で複数の全国チェーンが短期間に営業を終えていることや、盛岡市で駅ビル店舗と老舗飲食店の閉店が重なっている点は、地域の商業環境を追ううえで注目される。

今後は閉店後の跡地利用や新規出店を含め、地域ごとの商業地の変化を継続して見ていく必要がありそうだ。

[ 2026年8月14日 ]
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