追報:島根・出雲の広告会社「ブリッジプラス」が破産 負債約4000万円、カヌレ店「ちょっこす」も展開
続報。島根県出雲市の広告・デザイン会社「株式会社ブリッジプラス」が、2026年8月21日、松江地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかった。負債総額は約4,000万円。
同社はWebサイトやグラフィックデザイン、パンフレット、チラシ、パッケージなどの制作を手掛けていたほか、島根県産素材を使用したカヌレなどを販売する「ちょっこす(choccos)」も展開していた。
女性視点を強みに広告・Web制作を展開
株式会社ブリッジプラスは、島根県出雲市に本拠を置き、一般企業などを対象に広告・デザイン制作を手掛けていた。
Webサイト制作をはじめ、パンフレット、カタログ、チラシ、ポスター、パッケージなど幅広いグラフィックデザインに対応。女性スタッフを中心とした制作体制を築き、女性ならではの視点や感性を生かしたデザイン提案を強みとしていた。
法人化は2018年6月だが、デザイン事業については法人設立以前から展開しており、公開されていた会社プロフィールなどでは2009年ごろから事業を開始していたことが確認されている。
島根県産素材を使ったカヌレ「ちょっこす」も展開
同社は広告・デザイン制作にとどまらず、自社による商品開発にも事業を広げていた。
2020年には「choccos(ちょっこす)」ブランドを立ち上げ、島根県産の素材などを使用したカヌレを販売。オンライン販売を経て、2021年には出雲市内に実店舗「ちょっこす」をオープンした。
「ちょっこす」は島根県産米粉などを使用したカヌレを扱い、地元観光情報でも紹介されるなど、地域に根差した商品展開を進めていた。
食品営業に関する公開資料でも、店舗「ちょっこす」の営業者として株式会社ブリッジプラスが確認されており、同社が運営していた店舗であることが確認できる。
競合激化で売上減少、資金繰りが悪化
一方、広告・デザイン業界では同業他社との競争が激しくなるなど、事業環境は厳しさを増していた。
同社の2025年5月期の売上高は約3,000万円だったが、売上減少に伴って損益も悪化。資金繰りが限界に達し、事業継続が困難となった。
その後、2026年8月21日に松江地裁から破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約4,000万円とされている。
なお、カヌレ店「ちょっこす」の展開そのものが経営悪化や破産の原因になったとする事実は確認されていない。
破産手続きの日程
破産管財人には弁護士が選任されている。
破産債権の届出期間は2026年9月24日まで。財産状況報告集会、一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、2026年11月17日午後1時30分に指定されている。
事件番号は令和8年(フ)第61号。
広告制作から商品開発まで手掛けた出雲のデザイン会社
ブリッジプラスは、小規模ながらWeb・グラフィックデザインを中心に事業を展開し、自社の制作ノウハウを生かした商品開発や実店舗運営にも取り組んでいた。
とくに「ちょっこす」では、島根県産素材を活用した商品を企画し、広告会社から食品ブランドへ事業領域を広げるなど独自の展開を進めていた。
しかし、本業を取り巻く競争環境が厳しくなるなか、売上減少と収益悪化を食い止めることができず、今回の破産に至った。
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