倒産情報

アイコン 【兵庫】関西ボトリングが特別清算 酒類受託充填、事業終了後に白鶴酒造が一部ライン承継


清酒や梅酒、焼酎などの受託充填を手がけていた関西ボトリング(株)(神戸市灘区新在家南町***、法人番号:2140001019206)は、2026年8月28日、神戸地裁から特別清算の開始決定を受けた。

清算人は石井明氏。事件番号は令和8年(ヒ)第1001号となっている。

同社は1998年設立。アルコール飲料を中心とする受託充填を展開し、TOPPANが開発する液体用紙容器「EP-PAK」のユーザー向け充填業務や、充填システムのモデル工場としての役割も担っていた。

2026年3月31日をもって事業を終了。その後、一部の充填ラインを白鶴酒造が引き継ぎ、同じ神戸市灘区に紙パック専用の「灘大石工場」を開設している。

 

スポンサーリンク
 
 

関西ボトリングの会社概要

法人名 関西ボトリング株式会社
法人番号 2140001019206
所在地 兵庫県神戸市灘区新在家南町
設立 1998年4月8日
資本金 1億円
従業員数 37人(アルバイト含む、公式会社概要掲載値)
事業内容 アルコール飲料の受託充填
事業終了 2026年3月31日
特別清算開始 2026年8月28日

清酒・梅酒・焼酎などの受託充填を展開

関西ボトリングは1998年4月、神戸市灘区大石南町で設立。同年9月から充填事業を開始し、2009年に新在家南町の現在地へ移転した。

公式会社概要では、清酒、梅酒、焼酎、リキュール類などアルコール飲料の受託充填を主力事業としていた。

2011年には1時間あたり6300本の能力を持つ高速充填機を増設し、2013年にはパウチ充填設備を導入。2019年にも充填設備を更新するなど、液体商品の受託充填設備を整備してきた。

TOPPAN「EP-PAK」の受託充填拠点

同社はTOPPANが展開する液体用紙容器「EP-PAK」関連の受託充填でも重要な役割を担っていた。

公式サイトによると、EP-PAKユーザーの受託充填のほか、TOPPANが開発した充填機を設置する「充填モデル工場」として最新設備を紹介し、次世代EP-PAKの開発に伴う評価にも携わっていた。

TOPPAN側の液体充填事業案内でも、酒類については酒類製造業許可を持つグループ企業の関西ボトリングで充填すると紹介されていた。

ブランドについて
「EP-PAK」はTOPPANが開発・展開する液体用紙容器であり、関西ボトリングの自社ブランドではない。関西ボトリングは同製品を利用する顧客向けの受託充填などを担っていた。

事業終了後、白鶴酒造が一部充填ラインを引き継ぐ

関西ボトリングは2026年3月31日をもって事業を終了した。

白鶴酒造は翌4月1日、関西ボトリングが使用していた一部の充填ラインを引き継ぎ、紙パック製品に特化した「灘大石工場」を新設すると発表した。

約2カ月間の設備メンテナンスや調整を経て6月から本格稼働。白鶴酒造の自社商品だけでなく、他社アルコール飲料の受託充填にも対応する生産拠点として運用されている。

今回確認できた情報は「一部の充填ラインの承継」であり、白鶴酒造が関西ボトリングそのものを買収したものではない。

2025年3月期は約1億5900万円の最終赤字

官報掲載の決算公告を収録する企業データによると、2025年3月期の純損失は1億5918万6000円、利益剰余金はマイナス5億7144万9000円、総資産は2億412万1000円だった。

2022年3月期以降は最終赤字が続いていたことが確認できるが、これらの財務状況と今回の特別清算に至った具体的な因果関係について、会社側から詳細な説明は確認できていない。

負債総額についても現時点では確認できず、判明次第追記する。

スポンサーリンク
  

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧