アイコン ユニクロ解剖 ファストリ8月決算 業績推移と事業別・地域別売上高 11月値上げ


ユニクロのファーストリテイリングは、2026年8月期、過去最高の売上高と利益を計上し、欧米や東南アジアでは30%以上の売上高の増加を見ており、順風満帆の事業環境とみられるが、日本では、11月10日から、原材料費や物流費の上昇、円安の影響が続く中、あらゆる工夫を重ねてきたものの、感動ジャケットなどの商品価格とサービス料金の一部を改定すると発表した。

決算推移と売上構成、上半期と下半期のセグメント別業績推移など調べてみた。

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スクロール→

ユニクロのファーストリテイリング/百万円

連結

売上高 

営業利益

営利率 

純利益

22/8.

2,301,122

297,325

12.9%

273,335

23/8.

2,766,557

381,090

13.8%

296,229

24/8.

3,103,836

500,904

16.1%

371,999

25/8.

3,400,539

564,265

16.6%

433,009

26/8.

3,963,389

743,128

18.7%

542,516

 前期比

16.6%

31.7%

 

25.3%

27/8予

4,450,000

830,000

18.7%

560,000

 前期比

12.3%

11.7%

 

3.2%

IFRS会計

(上半期)中間決算推移/百万円

連結

売上高 

営業利益

営利率 

純利益

22/2Q

1,218,977

189,278

15.5%

146,844

23/2Q

1,467,350

220,263

15.0%

153,392

24/2Q

1,598,999

257,085

16.1%

195,912

25/2Q

1,790,198

304,217

17.0%

233,566

26/2Q

2,055,227

400,666

19.5%

279,290

 


スクロール→

2026年8月期 事業別 セグメント別業績

 

売上高

営業利益

営利率

売構成

国内UN

1,084,843

196,652

18.1%

27.4%

  前期比

5.7%

6.6%

 

 

海外UN

2,411,135

448,124

18.6%

60.8%

 前期比

26.2%

44.9%

 

 

ジーユー

336,717

32,884

9.8%

8.5%

  前期比

1.8%

7.8%

 

 

Gブランド

128,561

4,454

3.5%

3.2%

  前期比

-2.3%

黒転

 

 

その他

2,131

143

6.7%

0.1%

調整

2

60,869

 

 

合計

3,963,389

743,127

18.7%

100.0%

  前期比

16.6%

31.7%

 

 

地域別売上高では、日本の売上高伸び率が一番低く、物価高騰、特に食料品の高騰が衣類の購買に直接影響したものと推察される。

内需・小売り不況の中国にあっては、前年比の伸び率が11.3%と中国の小売りの売上高の伸び率より大きく、中国の客層もユニクロでの購入を増加させているようだ。

 

インフレ退治の金利高を卒業し、金利の下げ段階に入っている欧米では、トランプの専制政治による関税戦争と実弾戦争により、物価高・エネルギー価格が押し上げられ、インフレ再燃、下げに入っていた金利を再び引き上げている。消費者も自動車や住宅・クレジット購入のローン金利が上昇し、生活に少なからず影響してきている。

そうしたこともあり、欧米ではユニクロの売上高が前期比32.8%も増加している。

東南アジアも30.7%増加、東南アジアもトランプ戦争による燃料高などで庶民は悲鳴を上げており、高品質低価格にユニクロに消費が靡いたもの思われる。

 


スクロール→

国・地域別売上高

 

26/8期

25/8期

増加率

 

売上高

構成

売上高

構成

日本

1,084,843

27.4%

1,026,096

30.2%

5.7%

 中国

724,033

18.3%

650,232

19.1%

11.3%

 韓・東南アジア・印・豪

809,489

20.4%

619,417

18.2%

30.7%

 北米

364,961

9.2%

271,130

8.0%

34.6%

 欧州

512,651

12.9%

389,509

10.9%

31.6%

↑ユニクロ事業

3,495,978

88.2%

2,936,385

86.4%

19.1%

GU

336,717

8.5%

330,701

9.7%

1.8%

Gブランド

128,561

3.2%

131,542

3.9%

-2.3%

その他

2,131

0.1%

1,910

0.1%

11.6%

合計

3,963,389

100.0%

3,400,539

100.0%

16.6%

 

ただ、ユニクロのファーストリテイルは今年11月から11品目を値上げするという。同社製品は今や高機能繊維による化繊が主流となっており、ナフサ等石油類の高騰に繊維の仕入れ原価が上昇しているものとみられる。

ただ、政府が値上げを奨励する日本企業らしく、何かにつけ値上げを続け、消費者を尻目に値上げにより業績を向上させれば、いつしか天の罰が降りることになる。

 同社は顧客層を、どの層をターゲットにしているのか明確な戦略が必要ではないだろうか。一番怖いのは経営のブレである。

 

24年期、25年期、26年期の6~8月(第4四半期)の前年比較では、売上高も営業利益率も9~5月(第3四半期累計)までの3四半期平均より減少しており、化学繊維の仕入原価高が利益を圧迫しているとは断定できない。3~8月までの下半期でみれば、26年8月期の下四半期は前年同期間より営業利益率は逆に増加している。

セグメント別での国内と海外ユニクロの営業利益率は日本が18.1%、海外が18.6%と大きな違いはない。ただ、海外は25/8期は16.2%、24/8期の16.6%より上昇している(営業利益率は各期とも調整前)。

フアストリは繊維原反メーカーの東レなどから新期に入り値上げを通告されているのだろうか。

 

為替の影響は、次の通りで、上昇は為替益が発生したことを意味しよう。マイナスは逆。円に対するユーロも元もドルと同じような動きとなっている。


スクロール→

年平均の対ドル円価

2023年

2024年

2025年

2026年見込

140.49

151.36

149.65

158.50

前年比

7.74%

-1.13%

5.91%

 


スクロール→

9983 ファーストリテイリング

第4四半期(6~8月)の業績

 

売上高

営業利益

営利率

純利益

24/8期.

3,103,836

500,904

16.1%

371,999

 24/3Q累計

2,366,501

401,803

17.0%

312,838

 24/4Q単

737,335

99,101

13.4%

59,161

 

 

 

 

 

25/8期.

3,400,539

564,265

16.6%

433,009

 25/3Q累計

2,616,708

450,952

17.2%

339,099

 25/4Q単

783,831

113,313

14.5%

93,910

 

 

 

 

 

26/8期.

3,963,389

743,128

18.7%

542,516

 26/3Q累計

3,065,182

614,389

20.0%

426,077

 26/4Q単

898,207

128,739

14.3%

116,439

 


スクロール→

ファーストリテイリング 下半期の業績推移 3~8月

連結

売上高 

営業利益

営利率 

純利益

24下半期

1,504,837

243,819

16.2%

176,087

 

 

 

 

 

25下半期

1,610,341

260,048

16.1%

199,443

 

 

 

 

 

26下半期

1,908,162

342,462

17.9%

263,226

 

 

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