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アイコン 【福島】「プレオ」運営の春光園が破産申請準備 年商9億円・年間工事1000件の実績、負債約4.46億円


福島県福島市の住宅リフォーム・外構工事業者「株式会社春光園」が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。負債総額は約4億4600万円。

同社は住宅関連ブランド「プレオ」を展開し、造園土木やエクステリア工事を主力に、新築住宅、リフォーム、外壁塗装、不動産事業などを手がけていた。2023年の業界紙取材では年間工事件数約1000件、売上高約9億円の事業規模を有していた。

しかし、近年は建築資材価格の上昇などで住宅関連工事の受注が減少。販売価格へのコスト転嫁が進まず、2025年10月期には売上高が約7億4700万円、経常損益は約4792万円の赤字となっていた。

2024年にはプレオ福島店をリニューアルし、2025年にはリフォームショップの北福島店も開設していたが、経営の立て直しには至らず、事業継続を断念した。

 

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造園業から住宅関連事業へ拡大 「プレオ」を展開

春光園は1972年に造園業として創業し、1974年4月に有限会社福島春光園を設立。1980年4月に株式会社春光園へ組織変更した。

植木の生産・販売や造園土木工事を基盤に事業を拡大し、公園や緑地などの公共工事にも対応。1989年には福島市の店舗に「プレオ」の名称を使用し、その後、郡山地域にも営業拠点を広げた。

2004年にはプレオリフォーム館を開設し、2008年には建築士事務所として登録。2013年には不動産事業を開始するなど、造園から住宅全般へ事業領域を拡大していた。

近年はガーデン・エクステリアの設計施工に加え、住宅の新築・増改築、水回りのリフォーム、屋根・外壁塗装、太陽光発電設備、蓄電池、不動産売買などにも対応。新築・リフォーム関連では「百年工房」「プレオリフォーム」、不動産分野では「プレオ不動産」の名称も使用していた。

年間工事約1000件 売上高約9億円の事業規模

春光園は、住宅の外構工事やリフォームを中心に施工実績を積み重ねていた。

2023年11月のリフォーム産業新聞の取材では、売上高は約9億円、年間工事件数は約1000件と紹介されていた。

当時の事業別売上高は、主力のエクステリア事業が約5億円、住宅リフォームなどの建築関連事業が約3億円、公共工事関連事業が約1億円だった。

エクステリア工事の平均単価は約80万円、住宅リフォーム工事は200万~300万円とされ、戸建て住宅を対象に幅広い工事を受注していた。

こうした事業構成から、近年の春光園は従来の造園土木にとどまらず、住宅リフォームや外構工事を収益の柱とする企業となっていた。

2024年に福島店改装、2025年には北福島店を開設

業容拡大に向けた店舗展開も続けていた。

2024年4月には「プレオ福島店」をリニューアル。住宅リフォームと外構・エクステリアの相談に対応する施設として、ガーデンファニチャーやサウナなどの展示を充実させた。

打ち合わせ用の個室や3D図面、VRを活用した提案設備なども導入し、住宅の新築・リフォーム、庭づくり、不動産まで一体的に相談できる店舗づくりを進めていた。

さらに2025年には、LIXILリフォームショップの2号店となる「プレオ北福島店」を開設。福島市周辺で住宅リフォーム事業の営業体制を強化していた。

2026年9月10日には、プレオ福島店とプレオ北福島店について、同月14日から事前予約制へ移行することを公式サイトで案内していた。

ただし、この事前予約制への変更と今回の経営破綻との直接的な関係は確認できていない。

資材高騰で収益悪化 2025年10月期は経常赤字約4792万円

事業拡大を進める一方、近年は建築資材価格の上昇などを背景に住宅関連工事の受注が減少。資材費などのコスト上昇分を販売価格へ十分に転嫁できず、収益面で苦戦していた。

2023年10月期から3期連続で赤字を計上したと報じられており、財務内容も悪化していた。

企業業績データによると、2025年10月期の売上高は約7億4700万円で、前期から約6900万円減少。経常損益は約4792万円の赤字だった。

店舗の改装や事業分野の拡充を進めていたものの、受注減少と採算悪化を補うことができず、資金繰りが行き詰まったことから、事業継続を断念した。

事業停止し自己破産申請準備 負債約4億4600万円

春光園は事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。負債総額は約4億4600万円と報じられている。

2026年10月31日時点で、正式な破産申請日や裁判所による破産手続開始決定は確認できていない。

なお、春光園はLIXILリフォームショップの加盟店を運営していたが、今回の経営破綻は加盟店運営法人である春光園のもので、LIXIL本体の経営破綻ではない。

春光園が展開していた「プレオ」関連の公式サイトには店舗情報や過去の施工実績が掲載されているものの、事業停止後の店舗ごとの営業状況、既存の工事契約や保証・アフターサービスの取扱い、事業承継の有無については確認できていない。

株式会社春光園の会社概要

法人名 株式会社春光園
所在地 福島県福島市
法人番号 7380001000673
創業 1972年(企業公式沿革)
設立 1974年4月
資本金 5000万円
事業内容 造園土木、外構・エクステリア、新築住宅、リフォーム、外壁塗装、不動産など
展開ブランド プレオ、プレオリフォーム、プレオ不動産、百年工房
2023年取材時の売上規模 約9億円
2025年10月期売上高 約7億4700万円
2025年10月期経常損益 約4792万円の赤字
法的整理の状況 事業停止・自己破産申請準備
負債総額 約4億4600万円(報道額)

※2023年の売上規模・工事件数は同年11月の業界紙取材時点の情報。2025年10月期の業績は企業データベース掲載値で、決算原本との直接照合はできていない。負債総額は報道額であり、破産手続上の確定額ではない。創業年は企業公式沿革に基づく。店舗やブランドの過去の掲載情報は、事業停止後の営業継続を示すものではない。

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