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アイコン 【倒産企業続報・埼玉】製本加工のティーエムビーが破産開始決定 負債5.1億円、ペーパーレス化やコスト高で経営悪化


製本加工業の「(株)ティーエムビー」(埼玉県志木市、法人番号:8030001050224)は、2026年10月9日、さいたま地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は債権者約125人に対して約5億1000万円。

同社は9月末までに事業を停止し、10月5日に自己破産を申請していた。今回、破産手続きの開始が正式に決定した。

2010年6月設立の同社は、志木市内に3工場を構え、パンフレットやカタログ、取扱説明書などの製本加工を中心に事業を展開していた。

 

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志木市内の3工場で製本・断裁・特殊加工

同社は本工場、東工場、南工場の3拠点を構え、断裁、折加工、中綴じ、糊綴じ、型抜き、梱包・発送まで一貫して請け負う体制を整えていた。

印刷会社などから受注し、パンフレットやカタログ、取扱説明書を中心とする商業印刷物の製本加工を展開。2018年10月期には4億円台後半の売上高を計上していた。

加工技術の面では、針金を使用しないエコ綴じやB4横型の冊子製本、特殊形状の型抜き加工などにも対応。一般的な製本に加え、多様な形状や仕様の印刷物を加工できる体制を特徴としていた。

ペーパーレス化で受注減少、人件費・光熱費も負担

しかし、商業印刷物の需要はペーパーレス化やデジタル媒体への移行によって変化。製本加工の受注減少に加え、同業他社との価格競争による加工単価の低下が収益を圧迫していた。

2021年10月期の売上高は約3億7500万円に減少。その後も受注環境は厳しく、人件費や電気料金などの光熱費上昇も重なり、採算の確保が難しくなっていた。

また、資金調達のためにファクタリングを利用していたものの、手数料負担が資金繰りを圧迫。経営改善を図ったが抜本的な立て直しには至らず、2026年9月末までに事業を停止した。

10月5日に自己破産申請、9日に開始決定

同社は2026年10月5日、さいたま地裁に自己破産を申請。その後、同月9日に破産手続き開始決定を受けた。

破産管財人には岩崎理弁護士が選任されている。財産状況報告集会、廃止意見聴取、計算報告などの期日は2027年2月1日午前11時30分。事件番号は令和8年(フ)第1787号。

負債総額は約5億1000万円に上り、債権者数は約125人とされる。

会社概要

企業名 (株)ティーエムビー
所在地 埼玉県志木市
法人番号 8030001050224
設立 2010年6月
資本金 300万円
事業内容 製本加工、断裁、折加工、中綴じ、糊綴じ、型抜き加工など
事業拠点 本工場・東工場・南工場
2021年10月期売上高 約3億7500万円
自己破産申請 2026年10月5日
破産開始決定 2026年10月9日
裁判所 さいたま地裁
負債総額 約5億1000万円
債権者数 約125人

 

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