【東京】「昼神温泉 ユルイの宿 恵山」旧運営会社のHK管財が特別清算 ホテル事業は綿半グループが承継
長野県阿智村の温泉旅館「昼神温泉 ユルイの宿 恵山」を運営していた旧会社、HK管財(株)(東京都千代田区)が、2026年10月21日に東京地裁から特別清算開始決定を受けた。
同社は旧商号を(有)ホテル恵山といい、2026年6月1日に旅館事業を綿半ホールディングス傘下の(株)綿半リゾートへ承継。その後、HK管財に商号変更し、本店を長野県阿智村から東京都千代田区へ移転していた。
今回の特別清算の対象は旧運営会社のHK管財であり、旅館事業を引き継いだ綿半リゾートとは別法人となる。
旧「ホテル恵山」が昼神温泉で旅館を運営
HK管財の旧商号は有限会社ホテル恵山。長野県下伊那郡阿智村の昼神温泉郷で、温泉旅館「昼神温泉 ユルイの宿 恵山」を運営していた。
同旅館は、昼神温泉の大浴場や露天風呂、信州産食材を取り入れた料理などを特色とする宿泊施設。南信州の観光資源を活用し、周辺の星空観賞などと組み合わせた宿泊プランも案内している。
旧運営会社は2026年6月に旅館事業を別法人へ移管しており、今回の特別清算は、その後に商号変更した旧運営法人に対するものとなる。
6月に綿半グループが旅館事業を承継
綿半ホールディングスは2026年6月1日、南信州エリアで観光事業に本格参入すると発表した。
同社は同日付で100%子会社の(株)綿半リゾートを設立し、有限会社ホテル恵山が運営していた「昼神温泉 ユルイの宿 恵山」の事業を会社分割によって取得した。
綿半リゾートは阿智村に本店を置く法人で、資本金は1,000万円。旧運営会社のHK管財とは法人番号も異なる。
綿半グループは、この事業取得にあわせて、長野県飯田市の温泉旅館「秘境のおやど 龍峡亭」についても事業展開を発表した。南信州の温泉や自然、食文化などを活用し、地域観光の維持・活性化を目指す方針を示している。
「ユルイの宿 恵山」の公式サイトには、事業承継後の2026年8月13日付のお知らせや宿泊プランが掲載されている。また、綿半グループが同年に公表した株主優待にも、同旅館の宿泊割引が設定されている。
このため、旧運営会社の特別清算開始決定をもって、旅館そのものが閉館したと判断することはできない。ただし、個別の宿泊日の空室状況や、すべてのサービスの営業状況については確認できていない。
ホテル事業移管後に商号変更、本店も東京へ移転
法人番号公表情報の変更履歴によると、旧・有限会社ホテル恵山は2026年6月1日付でHK管財株式会社に商号変更した。
さらに、同年9月8日には本店所在地を長野県下伊那郡阿智村から東京都千代田区へ移転している。
旅館事業の承継、商号変更、本店移転を経て、今回の特別清算開始決定に至ったことになる。ただし、会社分割の具体的な契約条件や、旧会社に残された資産・負債の内訳については確認できていない。
10月21日に特別清算開始決定
HK管財は2026年10月21日、東京地裁から特別清算開始決定を受けた。事件番号は令和8年(ヒ)第2062号。
特別清算は、解散して清算中の株式会社について、通常の清算手続きを進めることが困難な場合などに、裁判所の監督下で行われる法的手続き。
今回のHK管財の負債総額、解散決議日、特別清算に至った具体的な事情は確認できていない。
なお、ホテル事業を引き継いだ綿半リゾートは別法人であり、今回の特別清算開始決定の対象ではない。
HK管財の会社概要
| 法人名 | HK管財株式会社 |
|---|---|
| 旧商号 | 有限会社ホテル恵山 |
| 所在地 | 東京都千代田区 |
| 旧所在地 | 長野県下伊那郡阿智村 |
| 旧事業 | 温泉旅館「昼神温泉 ユルイの宿 恵山」の運営 |
| 事業承継日 | 2026年6月1日 |
| 事業承継先 | 株式会社綿半リゾート(法人番号3100001039693) |
| 商号変更 | 2026年6月1日 |
| 本店移転 | 2026年9月8日 |
| 法人番号 | 6100002037272 |
| 手続き | 2026年10月21日、特別清算開始決定 |
| 裁判所 | 東京地方裁判所 |
| 事件番号 | 令和8年(ヒ)第2062号 |
| 負債総額 | 確認できず |
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