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アイコン 【大阪】1930年創業の近土写真製版が特別清算 臨床研究支援も展開、事業はあさひ高速印刷系が承継


大阪府大阪市西区の近土写真製版株式会社が、2026年10月20日に大阪地裁から特別清算開始命令を受けたことが分かった。

同社は1930年創業の写真製版・印刷関連企業。長年培った製版技術を基盤に、統計解析や臨床研究支援など医療・研究分野にも事業を広げていた。2025年2月には事業をあさひ高速印刷グループへ譲渡しており、現在は別法人の株式会社コンドが事業を引き継いでいる。

 

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1930年創業、写真製版から臨床研究支援へ事業拡大

近土写真製版の前身は、1930年4月に創業した石版画工房「近土版画社」。1971年1月に近土写真製版株式会社へ改組した。

印刷物の製版や関連業務を手がける一方、時代の変化に対応して事業領域を拡大。2006年2月に統計解析の受託体制を構築し、2009年4月にはデータマネジメント業務の受託体制を整備した。

さらに2014年10月には臨床研究支援業務の受託体制を構築。印刷・製版事業で培った情報処理や資料制作の技術を生かし、医療機関や研究機関向けの支援業務にも取り組んでいた。

臨床研究の支援分野では、研究用資料の作成、データ管理、統計解析などに関連する業務を展開。従来の印刷業から、医療研究に関わる専門サービスへと事業を広げていたことが特徴となっている。

2025年2月に事業譲渡、あさひ高速印刷グループが承継

同社の事業は2025年2月28日、あさひ高速印刷株式会社のグループへ譲渡された。

あさひ高速印刷グループは事業承継にあたり、株式会社コンドを設立。近土写真製版が培ってきた写真製版関連の技術や臨床研究支援、統計解析などの事業を引き継いだ。

事業承継後の株式会社コンドは、大阪市西区京町堀に拠点を置き、臨床研究支援、統計解析、印刷関連サービスを展開している。

現在の同社公式サイトでは、臨床研究の計画書作成支援、症例報告書の作成、データマネジメント、統計解析、学会発表や論文投稿に関する支援などを紹介している。

事業承継に伴い、近土写真製版が蓄積してきた専門業務や技術が別法人の事業として引き継がれた一方、旧法人の債務をどの範囲で承継したかなど、事業譲渡契約の詳細は確認できていない。

旧法人は解散公告を経て特別清算へ

近土写真製版については、2025年11月20日付で解散公告が確認されており、債権者に対する債権申出期限は2026年1月20日とされていた。

その後、2026年10月20日に大阪地方裁判所第6民事部から特別清算開始命令を受けた。事件番号は令和8年(ヒ)第3032号。

特別清算は、解散した株式会社について、裁判所の監督の下で債権債務関係などを整理する法的手続き。今回の対象は事業譲渡後の旧法人である近土写真製版株式会社であり、事業承継先の株式会社コンドとは異なる。

近土写真製版の負債総額や特別清算に至った具体的な経緯、事業譲渡に伴う債務処理の内容については確認できていない。

企業概要

企業名 近土写真製版株式会社
所在地 大阪府大阪市西区
創業 1930年4月(近土版画社)
法人改組 1971年1月
法人番号 6120001023313
主要事業 写真製版・印刷、統計解析、臨床研究支援
事業譲渡日 2025年2月28日
事業承継先 株式会社コンド(あさひ高速印刷グループ)
特別清算開始命令 2026年10月20日
裁判所 大阪地方裁判所
負債総額 確認できず

※現在、臨床研究支援や統計解析などの事業を手がける株式会社コンド(法人番号8120001044142)は、今回特別清算開始命令を受けた近土写真製版株式会社とは別法人です。

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