≪下地氏の政府入り・第6弾≫「政治、選挙を持ち込むな」では済まない、辞退と人事の経緯を示せ!

選挙への不出馬と、その後に浮上した政府役職への起用案。その関係を問われて、「政治、選挙を持ち込まない方がいい」とは、話が都合よすぎないか。
掲載紙面によれば、下地幹郎氏は31日、自民党沖縄県連が自身の政府役職への起用に反対していることについて、こう述べたという。県連は27日、党本部に起用しないよう申し入れている。
下地氏は、政府から人事の話は来ていないと説明。不出馬の条件として人事が含まれていたことも否定した。一方、要請があった場合に引き受けるかについては、明言を避けている。
ならば、その否定を裏付ける経緯を示せばいい。

誰と、いつ、何を協議したのか。政策協定と不出馬をめぐる交渉で、本人の処遇は一度も話題にならなかったのか。そして、今回の起用案は誰が、何のために持ち出したのか。
現時点で、辞退とポストの交換があったと断定できる材料は、この紙面にはない。だからこそ、下地氏だけでなく、協議に関わった自民党側にも説明が必要なのだ。
下地氏は、沖縄の関係者がそれぞれの立場で能力を発揮すれば「総合力がついてくる」と語る。
だが、「総合力」という言葉だけでは、県連の反対にも、起用の経緯をめぐる疑問にも答えたことにならない。
政策を実現する必要性と、下地氏本人を起用する必要性は、それぞれ説明されるべき問題である。
「話が来てから考える」で済むのは本人の返事。県民への説明は、今からできる。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





