【富山】「らーめん楓」が24年の歴史に幕 物価高で大幅値上げ必要も、店主「これ以上の負担望まず」
富山市婦中町のラーメン店「らーめん楓」が、2026年12月19日(土)をもって閉店する。店主が11月3日、公式Xで発表した。2002年12月19日の開店からちょうど24年となる日に、営業を終了する。
店主は閉店理由として、自身の体調面に加え、消費税の軽減税率制度や物価上昇による経営環境の厳しさを挙げた。営業を続けるには今後さらに大幅な値上げが必要になると説明し、客への負担増を避けるため、閉店を決断したとしている。
大幅値上げが必要も、客への負担増を避け閉店を決断
店主の告知によると、2027年以降も営業を継続するには、さらに大幅な値上げが必要な状況にあるという。しかし、これ以上の価格負担を客に求めることは望まず、今後の営業継続は難しいと判断した。
閉店の判断には、店主自身の体調面も関係している。価格転嫁によって営業を維持するのではなく、24周年を区切りに店を閉じることを選んだ。
ただし、今回の説明は店主自身が示した閉店理由であり、消費税の軽減税率制度による具体的な経営影響や、店舗の売上高、利益の推移は明らかにされていない。
旭川ラーメンの流れをくむ「とんしお」が人気
らーめん楓は2002年12月19日に開店。富山市婦中町西本郷に店舗を構え、「とんしおらーめん」を代表的なメニューとして営業してきた。
2018年の地域メディア「ツタエル富山」の店舗紹介では、北海道旭川市で修業した夫婦が営業しており、旭川市の製麺所「加藤ラーメン」の麺を使用していると紹介された。
また、2017年の地域情報サイト「とやま速報」の店舗取材でも、「とんしおらーめん」を人気メニューとして紹介。細めの縮れ麺、白い豚骨スープ、塩味の付いた白い味玉などが特徴として取り上げられている。
こうした過去の取材記録からも、旭川ラーメンとのつながりを持つ一杯が長年提供されてきたことがうかがえる。なお、現在の麺の仕入れ先などは確認できていない。
開店から24年、12月19日まで営業へ
店主は閉店告知の中で、客との出会いや、寄せられた温かい言葉に支えられてきたことへの感謝を表明。店を閉めることは寂しく、名残惜しい気持ちでいっぱいだと心境をつづった。
残る営業期間については、これまでと変わらず、一日一日を大切に営業していく意向を示している。
24年前の開店日と同じ12月19日を最後に営業を終えることとなる。閉店後の店舗利用や事業承継などについては、現時点で確認できていない。





