アイコン ミンダナオ島 比政府ISマウテ掃討に米特殊部隊投入

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5月23日比ドウテルテは、外遊先のロシアにおいて、ミンダナオ島マラウィ市をISマウテグループが占領したことにより発令、掃討作戦を開始した。市の2/3の領域の奪還に成功したが、市民を人質にして庁舎などに立て籠もるマウテに対してその後攻めあぐね、またIS系のほかのイスラム武装組織も参戦し、手を負えなくなってしまった。そうしたことからフィリピン政府は、米政府に支援を要請、米政府は特殊部隊を現地に派遣した。

政府軍とイスラム過激派「マウテグループ」との交戦が続くフィリピン南部ミンダナオ島に米軍の特殊作戦軍が投入され、政府軍を支援していることが11日までにわかった。在フィリピンの米大使館が明らかにした。フィリピン政府の要請に応じたとしている。

米国防総省などは、安全保障上の問題を理由に特殊作戦軍がマウテグループ掃討作戦で進めている支援内容は明かしていない。マウテグループは過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を誓っている。
米国防総省は、特殊作戦軍はフィリピンの歴代の政権の要請で、同国南部で軍事支援活動に長年従事していると指摘。派遣規模は兵士50~100人としている。

同島のマラウィ市などでの戦闘は3週間にわたっている。フィリピン国軍によると、9日にも同市で14時間にわたる交戦が起き、国軍の海兵隊兵士少なくとも13人が死亡、40人が負傷した。国営フィリピン通信によると、衝突で死亡した軍兵士はこれまで計58人で、マウテグループなどの戦闘員は少なくとも140人。
マウテ指導者のアブドラ・マウテ、オマル・マウテ兄弟が当戦闘で死亡したと現地で報道されている。事実ならば、マウテの弱体化は避けられないものの、ほかのISグループも参戦していることから、暫く戦闘が続くものの収束するものと見られる。

このほか、フィリピンでは戒厳令のもとイスラム過激派構成員と支持者とみられる310人に逮捕命令が出されている。マウテ兄弟の父親やマラウィ元市長などがすでに逮捕されているほか、国軍は新たにマウテ兄弟の母親を逮捕したと発表している。
マウテは、最初の襲撃で警察署など占拠し武器弾薬を確保、戦闘が長引く原因にもなっている。すでに市内では15~20万人とされる市民がマラウィ市を脱出し避難している。
ドゥテルテは12日(本日)の独立記念日までには制圧するとしている。
以上、CNN参照

援助体制が確立していればよいが、長期化すれば避難した大量の市民が食糧や衛生危機に瀕する。
今回の米特殊部隊の投入要請は、「信頼できるのは中露」と中露に急接近し、どちらを向いているか分からないドウテルテの外交に、なんらかの重石になるものと見られる。ただ、癖者であり、喉元過ぎれば、中露に具体的に接近することだろう。日本はうまくドゥテルテに利用されてしまっている感もある。

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[ 2017年6月12日 ]

 

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