アイコン マリで国連基地攻撃されるPKO部隊員3人死亡

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内戦に加え
イスラム過激派組織によるテロや襲撃が相次ぐ西アフリカのマリで、PKO=平和維持活動の部隊が襲撃され隊員3人が死亡したほか、国連の基地も攻撃を受け、国際テロ組織「アルカイダ」とつながりがあるとされる過激派組織が犯行声明を出しました。
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国連によりますと、マリ北部のキダルで8日、国連のPKO=平和維持活動の部隊が武装集団に襲われ、隊員3人が殺害されました。

現地の報道によりますと、死亡した3人はいずれも西アフリカのギニアの隊員だということです。

武装集団は現地の国連の基地も迫撃砲で激しく攻撃し、これまでに合わせて8人の隊員が負傷したということです。

アメリカの監視団体によりますと、襲撃のあと、国際テロ組織「アルカイダ」とつながりがあるとされる地元のイスラム過激派組織が国連の基地を攻撃したと犯行声明を出したということです。

これに対して、国連は「国連の要員や市民を狙った卑劣な攻撃を最大限の言葉で非難する」などとする声明を出しました。

マリ北部は4年前にフランス軍が軍事介入し、イスラム過激派組織に対する掃討作戦を行いました。しかしその後、過激派組織が再び活発化して国連のPKO部隊や政府軍を繰り返し攻撃し、犠牲者が相次ぐ事態となっています。

2012年1月、トゥアレグ族は新たに独立を求め、トゥアレグ抵抗運動 (2012年)で蜂起し、マリの北部各州(アザワド)を制圧した。
政府軍は戦いの中で軍内部から武器が足りないなどといった不満が噴出し、同年3月にマリ軍事クーデターを招く事態となった。
さらに4月6日にはトゥアレグ族の反政府武装組織「アザワド解放民族運動」(MNLA)とサラフィー・ジハード主義組織「アンサル・ディーン」が北部三州(アザワド)を制圧し、一方的にアザワド独立宣言を発表した。
5月にはアザワドを制圧中の国際テロ組織アルカイダ系武装組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」(AQIM)が、トンブクトゥの聖墓を破壊したと発表した。その後、アンサル・ディーンと対立したMNLAは攻撃を受け、アザワド内の拠点を全て失い、アザワドは事実上崩壊。
現在、マリ北部はアンサール・アッ=ディーンの支配下にある。
2013年1月、宗主国のフランスが軍事介入を開始(セルヴァル作戦)。政府軍とともにアンサル・ディーンやイスラム・マグレブ諸国のアルカイダなど、イスラム系反政府勢力に対して攻勢をかけ掃討した。
しかし、再度反政府勢力が勢力を盛り返し攻勢を強めていた。この間、国連が内戦の沈静化と、難民救済目的で派遣されている。

国連のPKO部隊でも新興国からの部隊員がほとんどで国連の傭兵、参加国にお金を支払っている。また、欧米諸国は利がなければ動かなくなり、マリも元宗主国のフランスが動いただけ。PKO覇権国は西アフリカ諸国経済共同体加盟の各国とチャドだけ、フランスさえPKO部隊へは派遣していない。

日本はのこのこ南スーダンに、松下整形塾政権の野田が、韓国の藩基文の口車に乗せられ、まったく利のない地にPKO部隊を派遣した。欧米では宗主国の英国しか派遣していない。米国が南スーダンについて、国連提案した「南スーダンに対しての武器弾薬の輸出禁止案」に対し、日本は派遣部隊が危険に晒されるとして(実質)反対し廃案に。日本は喉も渇かないうちに南スーダンから撤退を表明し、今5月完全撤退した。何故反対したのか、駆け付け警護なる妙ちくりんな法案(派遣された自衛隊諸君に失礼な名称の法案)の実績作りを最優先させただけだった。その南スーダンも内戦が続いている。
今やアフリカや中東の紛争国には、いくつものテロ組織が介在しており、それでなくとも政府軍と反政府軍、首長、部族長などそれぞれ武装、利に適わなければそれぞれが武装蜂起する。なかでも自爆テロもいとわないイスラムテロ組織には実質防御できない状態が続いている。
戦地で人道支援が必要ならば、双方の軍隊を壊滅させることしかない。また、壊滅させた後は、安定するまで尻も吹き続けなければならない。
最悪は、米国が戦争を仕掛け、気に入らない政権を壊滅させたものの、その後の安定化を放棄して逃げ帰ったイラクの現状が中途半端の悲惨さを物語っていよう。

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[ 2017年6月10日 ]

 

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