原薬の山本化学工業 無許可で中国製アセトアミノフェン使用 薬事法違反
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多くの風邪薬で使われている解熱鎮痛剤のアセトアミノフェン(AA)製造で、国内で8割のシェアを持つ最大手の原薬メーカー「山本化学工業」が、自社で作ったAAに安価な中国製AAを無届けで混ぜて水増しし、製薬会社に出荷していたことがわかった。
医薬品医療機器法(薬機法)違反にあたり、厚生労働省が5月に立ち入り調査を実施。指導権限を持つ和歌山県が近く処分する方針。
AAを仕入れた製薬メーカーが調合して風邪薬をつくり、病院で渡される薬や市販薬として広く販売している。
厚労省の立ち入り後、同社はAAのほか全製品の出荷を自粛している。
山本化学は、米国産の原料などを使い、和歌山市内の工場でAAを製造している。しかし、これとは別に、中国で作られた安価なAAを輸入し、自社で造ったAAに混ぜて出荷していたという。費用を節減し、生産量を上げるためとみられる。
関係者は、少なくとも数年前から、中国製を1~2割混ぜていたという。
以上、朝日新聞参照
山本化学工業株式会社
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社名
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山本化学工業株式会社
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本社所在地
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和歌山市舟津町1-4
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代表
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社長:山本隆造
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設立年月日
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昭和26年12月
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従業員数
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30名
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資本金
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1,125万円
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売上高
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約13億円
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工場
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本社に同じ
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研究所
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営業所
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大阪
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沿革
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昭和21年5月 和歌山市舟津町に山本化学工業所を創立。アミノ酸カラメル製造に着手する。
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同26年 1月 バラフヱネチジンおよびチオ硫酸ソーダを製造する
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同26年12月 組織変更し山本化学工業(株)とする
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同27年 8月 薬局方フェナセチンを製造
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同34年10月 公定書外医薬品N-アセチル-p-アミノフェノールを製造
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同35年 8月 国有特許使用によるC.M.Cを製造
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同47年 2月 β-オキシブチリル-p-フェネチジンを製造
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同49年 7月 営業部門を分離独立し、販売会社サンケミファ一(株)を設立。
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製造品目
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局方アセトアミノフェン
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局方メフェナム酸
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局方塩酸フラボキサート
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設備能力
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局方アセトアミノフェン:960トン(年産)
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局方メフェナム酸:100トン(年産)
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その他:900トン(年産)
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14年5月現在
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主要販売先
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サンケミファ一
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主要仕入先
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三井化学ファイン、岡畑産業、岡畑興産、興和、サンケミファー
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[ 2017年6月22日 ]
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