アイコン インドネシア ロシアからSu27戦闘機11機を農産物と交換購入 韓国との関係

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韓国はインドネシアとKF-X次世代戦闘機の共同開発に当たっている。韓国はF35戦闘機を40機購入する代わりに、21項目にわたるF35の技術移転を要請した。しかし、うち4大核心技術の移転については、韓国側に移転することを米政府は拒否した。

インドネシアはイスラム圏として、米国は武器輸出に一定の歯止めをかけている。韓国のT-50戦闘機(純韓国製といっているが、ロッキード・マーチン社の技術により韓国で製造されている戦闘機)をインドネシアやフィリピンなど各国へ販売しているが、販売先は米国の承認を必要としている。
(今年7月、フィリピンのミンダナオでIS武装勢力に対し、韓国製T-50戦闘機が空爆したが、何故か自陣に命中、大量の死傷者を出し、直ちに原因究明されるまで全機使用禁止になっている)

<インドネシアとロシア>
インドネシアは2017年8月8日、ロシアから購入する戦闘機の支払いに、パーム油やコーヒー豆、茶などを充てると発表した。
インドネシアはロシアのラブロフ外相の訪問も控えており、国際社会がロシアに科している経済制裁を国益につなげたい考え。

インドネシア貿易省の報道官によると、インドネシアとロシアはモスクワ(Moscow)で先週、主要産品とロシア製のスホイ(Sukhoi)戦闘機11機を交換する覚書に調印したという。

同報道官はAFPに対し、「この案は昨年持ち上がり、インドネシアはわが国の主要産品と戦闘機とを取引すべきという提案を各所から受けた」と明かした。

米大統領選挙における介入疑惑、2014年のクリミア(Crimea)併合を理由とした経済制裁により、ロシアは輸入先の新たなマーケットの開拓を余儀なくされている。

インドネシアのエンガルティアスト・ルキタ貿易相は、これがインドネシアにとって朗報になる可能性があると話しており、先週モスクワでも、「逃すべきではない好機だ」と発言していた。
ただこの取引を行う時期や、交換価値については明らかになっていない。

<韓国とインドネシア>
韓国における4.5次世代戦闘機開発のKF-X事業
開発費8億1000億ウォン(約8100億円)を投じる開発事業(2015年当時の開発予算)

2015年12月9日、韓国国防部は米政府がKF-X事業への21項目の技術移転について大枠で承認したと発表した。しかし21項目の細部技術項目については一部が輸出承認されなかったなど、依然米韓両国で協議が必要な状況となっている。
韓国は米国ロッキード・マーチン社の最新型戦闘機F35Aを40機購入する代わりに、KF-Xに対する技術移転を要求していた。しかし、多機能能動位相配列(AESA)レーダーの機体統合技術など核心技術4種類を提供できない米政府は韓国側に最終通知した。

2016年1月7日、インドネシア国防省とインドネシアン・エアロスペースが、韓国航空宇宙産業(KAI)とKF-X事業の契約を結んだと発表された。
インドネシアは、開発費の20%を負担する代わりに、試作機1機と技術移転を受ける予定となっている。

2016年1月21日、韓国防衛事業庁は21日、韓国航空宇宙産業(KAI)とKF-X事業のシステム開発開始のため、KF-Xの開発を正式に発表した。
KF-X事業は2019年までに設計を終え、2021年に試作機6機を製造。その後4年間のテストを行い、2026年6月までに開発を終えることを予定。

2016年5月26日 KF-XのエンジンがGEグループの航空エンジンメーカー、GEアビエーションのF414-GE-400に決定した。

2016年8月10日、韓国国防部傘下の国防科学研究所がKF-Xの中核装備となるアクティブ電子走査アレイレーダー(米が提供せず)の開発事業を開始したことを防衛事業庁が発表した。

2017年7月13日、韓国防衛事業庁は、韓国国産戦闘機(KFX)の「目」に当たる中核装備、アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーの試作品を製作したことを明らかにした。
以上、
韓国はKF-Xを開発し、他国へ売却することを前提に開発、開発投資学を早期回収するというもの。その市場の候補になったのが、インドネシア、しかし、インドネシアは、中国・ロシア・北朝鮮と関係があり、中東諸国もイスラム圏つながりで関係を持つ。韓国がKF-Xの技術をインドネシアへ条約どおり移転すれば、瞬く間に仮想敵国へさま技術は全部開示されることだろう。

そうした懸念から、核心技術の移転に米国は応じず、欧州やイスラエルから核心技術を導入できるとしていたが、それは戦闘機メーカーレベル、それらの国から拒否され、独自開発に当たっているものと見られる。
その核心技術こそが、F-35がとんでもなく高くなっている原因でもある。米国は、おいそれ、移転できるものではない。
以上、AFP・中央日報等参照

<↓ ロシア SU27型機>
SU27の最初の量産タイプの制空戦闘機型のフランカーBは、全長21.9メートル、全幅14.7メートルで、大出力ターボファンエンジン2基を搭載、最高速度はマッハ2.35。航続距離は3600キロを超え、最大探知距離240キロの高性能レーダーとR27ミサイルの組み合わせで、高い対空戦闘能力を持つ。主翼と一体になったボディー、2枚の大きな垂直尾翼などに特徴。配備開始は1985年。

ロシア SU27型機

[ 2017年8月 9日 ]
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